エアコンは外気導入がいい!内気循環の意外なデメリット

排気ガスの匂いが嫌で内気循環を選ぶ方も多いと思います。

ですが、内気循環にもデメリットが多いんです。

内気循環にも欠点がある

内気循環にしておけば車内に嫌な匂いが入らなくて快適。

そんな風に感じる方が多いのではないでしょうか?

日本の都市部ではクルマの台数も多く、確かに排気ガスの匂いというのは不快なんですよね。

ですが、内気循環モードにも欠点があります。

内気循環モードは空気を車内で循環させるモードなので、車内の空気というのは汚れていきます。

匂いだったり、二酸化炭素といったものがこもってしまうんですね。

外国車では内気循環モードにしても一定時間で自動的に外気導入モードに戻るクルマも存在します。

国産車とは若干考え方が違うんですね。

では、内気循環モードには具体的にどんなメリット・デメリットがあるんでしょうか?

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内気循環モードのメリット・デメリット 

メリット

外の空気が入ってこない

これは交通量の多い道路を走っていると実感する部分ですよね。

外のクルマの排気ガスというのはとても気になるものだと思います。

内気循環モードだと車内で空気が循環しているので外の排気ガスの匂いが入ってこないんですね。

 

エアコンが良く効く

内気循環モードは車内の空気を循環させているので、夏は冷えた空気を冷えたまま循環させるだけですし、冬は暖めた空気を温かいまま循環させるのでエアコンが効きやすくなります。

特に日本の真夏はエアコン能力と熱さとの闘いになります。

そんな時には内気循環モードにしておくとエアコンの効きが良くなり、さらにエアコンを全力で動かさないで済むようになるので燃費も良くなります。

 

真冬に窓が曇りにくくなる

真冬の気温が極端に低いとき(3℃~0℃以下の時)には外気導入モードだとA/C(エアコンディショナー)を入れても除湿機能が働かないことがあります。

エアコンのシステムが凍ってしまうので自動的にA/Cが切れるようになっているのです。

内気循環モードにすると暖かい空気が循環するのでA/Cが働くようになるんです。

 

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デメリット

室内の二酸化炭素濃度が上がる

これが内気循環モードの一番のデメリットです。

人は呼吸をすることで酸素を取り込んで二酸化炭素を出します。

つまり、車内の酸素を取り込んで二酸化炭素を増やすんですね。

内気循環モードでは室内で空気を循環させていますから、どんどん二酸化炭素濃度が高くなっていきます。

そうすると眠気が起きたり、ぼーっとしてしまって注意力が落ちてしまうんです。

オートエアコンが付いているクルマでは内気循環モードでも定期的に外気を取り込む制御が入っているクルマもあります。

 

室内の匂いがこもる

クルマは使っているとどうしても匂いが発生します。

人が乗っていますし、汚れも蓄積していきますからね。

そんな時に内気循環モードばかり使っていると車内に匂いがこもって室内にも匂いが染みつきます。

長期間駐車する際にも内気循環モードのままだとエアコンシステム自体に匂いが発生することがあります。

 

窓が曇りやすくなる

A/C(エアコンディショナー)が入っていれば問題ありませんが、A/Cがオフの状態では室内の湿度が高くなって曇りやすくなります。

 

高速道路より一般道のほうが悪影響

内気循環モードを使うタイミングというのは一般道のほうが多いのではないでしょうか?

実は内気循環モードの悪影響というのは高速道路より一般道のほうが大きいんです。

高速道路では速度が高いので空気の圧力が高く空気が抜けやすいのに対して、一般道では停止していることも多く速度も低いので室内が密閉されやすいんです。

ですから、一般道のほうが内気循環モードの悪い影響も出やすいんですね。

 

外気導入と内気循環どっちが良い?

基本的には外気導入モードにしておくのが最善です。

内気循環モードだと短時間でも二酸化炭素濃度が上がって注意力が落ちたりするからです。

意外と匂いもこもっていますから、外気導入モードを基本と考えておくのが良いでしょう。

特に最近のクルマはクルマ自体の気密性も上がってきていて以前よりも二酸化炭素や匂いがこもりやすくなっているので注意しましょう。

 

外国車は内気循環モードでフィルターがないことも

外国車の中には空気を綺麗にするエアコンフィルターが外気導入モードでしか効かないクルマもあります。

そんなクルマで内気循環モードを使い続けているとエアコンから車内のほこりを含んだ空気が噴き出すだけではなく、エアコンシステムにもほこりが溜まってしまうので故障の原因になります。

外国車ではできるだけ外気導入モードを使うように心がけましょう。

 

外気導入で匂いが気になったらフィルター交換もオススメ

外気導入の嫌な匂い、実はフィルター交換で変わったりします。

基本的にエアコンフィルターは活性炭が入っているものを選ぶと排気ガスなどの匂いが気にならなくなります。

活性炭入りのものは脱臭タイプと呼ばれることも。

値段が高いクルマでは活性炭入りのフィルターが標準装備されていることも多いですが、その場合にはエアコンフィルター自体に色が付いていることが多いです。

活性炭が入っていないエアコンフィルターから活性炭入りのものに切り替えると外から入ってくる匂いはかなり変わります。

ちなみに商品によっても効果は変わってきたりもします。

前車アルトワークスではボッシュ製のエアコンフィルターを付けていたのですが、都心の渋滞でも排気ガスの匂いを感じることはまずなかったです。

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購入する際は必ず適合表を確認して自分のクルマに合うものを買ってください。

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