ハイオクは必要?ハイオク指定の車にレギュラーガソリン

ハイオク指定の車にレギュラーを入れたらどうなるでしょう?

激しい運転しないから・・・パワーはそんなにないから・・・ただなんとなくレギュラーを入れてる方もいらっしゃいますよね。

たしかに、車によってはハイオク指定でもレギュラーで走れるように設計されてることがあります。

これは点火を遅らせてガソリンの自然着火と点火のタイミングをずらすことで対応しています。

そのため、本来はハイオクで走らせるためのエンジンで、物理的に設計は変わってはいないのでレギュラーを入れた状態で上り坂を長い間登ったりエンジンに沢山仕事をさせると壊れる可能性があります。

当然ですが、自然着火するのは圧縮する時なので、その間に燃えた分はエンジンにとってマイナスにしかなりません。

そのため燃費やパワーも落ちますし、点火のタイミングが遅くなることでまだ温度の高い排気が排気経路を通ることで悪影響が出る場合もあります。

ですからあくまで、ハイオクガソリンが手に入らなかった時の応急手段という意味での設計です。

特に最近のドイツ車ではハイオク指定の車にレギュラーガソリンを入れるとATも制御を変更してより高回転を使うように制御します。

そのため、エンジンの温度が上がりやすく、さらに排気の温度も上がり、燃費も落ち、そもそもノッキングでエンジンに悪影響・・・何も良いところはないのです。

レギュラーガソリンも使える設計になってる車にレギュラーガソリンを入れてもすぐに故障に繋がることはそうそうないでしょう。

ですが、運が悪ければ、エンジンそのものがダメになってしまう可能性があります。

メーカーが推奨してるのには訳があるのです。

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