今回取り上げるのはIIHSの助手席側スモールオーバーラップ試験についてです。
衝突実験のスモールオーバーラップ試験が実施され始めてて久しいですよね。
この試験は、運転席側の20%のみをぶつける試験です。
通常のオフセット衝突試験では運転席側の40%をぶつけていたのですが、それが20%とさらに厳しくしたのがこの試験です。
当然、自動車メーカーもそれに対応するべく車体設計をしてくるのですが、そこで問題となったのは運転席側のみ対策を行い助手席側には何も対策をしないメーカーが出てきたことなのです。
そのため、IIHSは助手席側にも同じ衝突試験を始めた、というわけです。
確かに対向車との衝突を念頭に置けば運転席側のみを対策することの意味というのも理解はできますが、衝突するのは対向車のみではありませんよね。
そういった場面でも安全であることはやはり良いことだと思います。
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