
運転操作の基本のひとつ、ペダル操作。
ただペダルを踏むだけの操作なのですが、操作ひとつでより快適で安全に運転することができます。
まず最初に、ペダルを操作する時には基本的にかかとをつけて行います。
例えば、座った状態で足を浮かせたときと、かかとをつけたときではかかとをつけた時のほうが安定していますよね?
”かかとという支点”があることで安定して微調整が可能になります。
また、ペダルを踏みかえるときにもかかとは付けたままでつま先だけ動かして行うことが大切です。
かかとをつけて踏みかえを行えば、足の角度だけで踏みかえることが可能です。
これは踏み間違い事故の予防に効果的で、かかとというペダルから近い支点があることで確実なペダル操作が可能になります。
また、ペダル操作はスムーズに行う必要があります。
車によって癖があるため、踏み込み方は車によって変わってきます。
ですが、共通することは踏み込み量よりも、角がないペダル操作が重要です。
アクセルの場合、踏み直しをできるだけ避け、一定で踏む時間を増やしましょう。
ただし、一定速で走っているときにはできるだけ速度が一定になるようにある程度の微調整が必要となります。
ブレーキの場合も同様に踏み直しを避け、追突に注意して一定で踏むように心がけます。
停まるときには必ず停まる位置を意識して、できるだけ一定で目標の停め位置に停められるように練習しましょう。
クラッチ操作の場合、クラッチが当たり始める近辺と、クラッチが完全に繋がる近辺を使わないように操作してあげます。
例えば、クラッチの当たりはじめを0、クラッチが完全に繋がったところを10として、0~2と、8~10を使わないようなイメージです。
この時、半クラッチを長く使ったり、アクセルを強く踏んだ状態で半クラッチを長く使わないようにしてください。クラッチを焼いてしまう原因となります。
こうすることで、クラッチジャダーなどを予防できます。
また、あまり急激にペダルを動かさないように操作してください。
車にショックが伝わるようなペダル操作をした場合、その衝撃はMTやエンジンに悪影響となりますので注意しましょう。
こうしたペダル操作を心がけることで、車にやさしく、快適で楽しい運転の基礎となるでしょう。