スマートアシストⅡの特徴を解説!スマアシⅢとの違いは?

スマートアシストⅡ(スマアシⅡ)ってどんな機能なのでしょうか?

 

スマートアシストⅡとは?

スマートアシストⅡ(スマアシⅡ)はダイハツの先進安全機能です。

現在のダイハツ車はスマアシⅢになっていて、スマアシⅡが付いている新車はありません。

スマアシⅡは単眼カメラとレーザーレーダー(赤外線レーダー)を使ったシステムです。

 

スポンサーリンク

スマアシⅡってどんな機能?

スマアシⅡにはどんな機能がある?

  • 衝突警報機能
  • 衝突回避支援ブレーキ機能
  • 誤発進抑制制御機能
  • 先行車発進お知らせ機能
  • 車線逸脱警報機能

スマアシⅡの機能はこの5つになります。

それでは、それぞれの機能の詳細をみていきましょう。

 

衝突警報機能(車・歩行者)

走行中に歩行者や車に衝突する可能性があるときに警告音とメーター内の表示で警告する機能です。

 

作動速度

対車両:約4km/h~約100km/hで走行中に速度差約60km/h以内の車にぶつかる危険性があった時。

対歩行者:約4km/h~約50km/hで走行中に歩行者とぶつかる危険性があった時。

車の場合、速度差約60km/hを超えると作動しません。

 

衝突回避支援ブレーキ機能(車のみ)

走行中に車に衝突する可能性が高くなったときにブレーキをかけて衝突を回避、または被害を低くする機能です。

 

作動速度

約4km/h~約50km/hで走行中に速度差約30km/h以内にぶつかる可能性が高くなったとき。

速度差が約20km/h以内の時に衝突を回避することが可能です。

速度差約20km/h~30km/hまでは被害を低くする制御になります。

 

誤発進抑制制御機能

車の前や後ろに壁などがある状況で、ブレーキとアクセルを踏み間違えてアクセルを強く踏み込んでしまったときに、エンジンの力を制限して輪留めを乗り越えないようにする機能です。

ブレーキは掛からないため、輪留めがなければ急発進は防げますが車は動きます。

前は約4m以内の壁や車後ろは2~3m以内の壁などを検知して作動します。

 

先行車発進お知らせ機能

前の車が発進して3m以上進んでも、自車が発進しなかった際にお知らせしてくれる機能です。(Pレンジでは作動しません)

 

車線逸脱警報機能

約60km/h以上で走行中に車線が認識できていれば、車線をはみ出しそうになると警告してくれる機能です。

 

スポンサーリンク

スマアシⅡとスマアシⅢの違いは

スマアシⅡとⅢの一番大きな違いは、スマアシⅢでは歩行者に対しても自動ブレーキが掛かるようになったこと、

それから車に対しても自動ブレーキが掛かる速度が広くなったことでしょう。

スマアシⅡでは約4km/h~約50km/hで走行しているときにしか自動ブレーキは作動しませんでした。

それがスマアシⅢでは約4km/h~約80km/hまで拡大されています。

また、衝突を回避できる速度もスマアシⅡでは速度差約20km/hだったものが、スマアシⅢでは速度差約30km/hとなっています。

被害を軽減する制御の範囲についてもスマアシⅡでは速度差約20km/h~約30km/hだったものが、スマアシⅢでは速度差約30km/h~約80km/hまでとかなり拡大されています。

また、スマアシⅡではワイパーを間欠作動の一つ上、低速(Lo)にすると作動しなくなっていましたが、スマアシⅢではワイパーの作動位置に関わらずスマアシⅢが働くように設計されています。

 

スマアシⅢについてはこちらの記事がオススメです。

関連記事

 スマートアシストとは?スマートアシスト(スマアシ)とはダイハツの先進安全機能の総称になっています。スマアシⅢが最新のものとなっていますが[…]

 

ただし、カメラを使ってる以上雨による影響は免れません。

その為豪雨などでは機能が停止したり、正常に作動しないこともあります。

こういった機能の重要なところですが、機械は完璧ではありません。

常に運転するのはドライバーですから、頼るような運転をせずに出来る限りの安全運転を心がけましょう。

また、こういった機能を自分の車で試すことは大変危険です。

ディーラーなどでの体験試乗や、イベントなどでも体験試乗をしていることがあるのでどうしても体験したい方はディーラーに相談してみると良いでしょう。

スポンサーリンク