今回はトヨタヴィッツの特徴を解説していきます。
特徴
今回解説するのは2017年1月12日にマイナーチェンジしたモデルになります。
このマイナーチェンジで目を引いたのはハイブリッド車の登場ですが、実はショックアブソーバーの改良やボディの高剛性化などマイナーチェンジとしては大掛かりなものになっています。
低価格を武器にハイブリッド車やスポーツグレードもあるトヨタを支えている車種の一つです。
価格
ガソリンエンジングレード
1,181,520円 ~ 1,941,840円
ハイブリッドグレード
1,819,800円 ~ 2,226,960円
“GR-SPORT”グレード
2,076,840円 ~ 2,318,760円
グレード構成
ガソリンエンジングレード
1.0F “Mパッケージ” (FF)(CVT)
1.0F (FF)(CVT)
1.0F “SMART STOPパッケージ” (FF)(CVT)
1.3F (FF/4WD)(CVT)
1.0Jewela (FF)(CVT)
1.0Jewela “SMART STOPパッケージ” (FF)(CVT)
1.3Jewela (FF/4WD)(CVT)
1.3U (FF/4WD)(CVT)
1.3U “Sportyパッケージ” (FF)(CVT)
ハイブリッドグレード
HYBRID F (FF)(CVT)
HYBRID Jewela (FF)(CVT)
HYBRID U (FF)(CVT)
HYBRID U “Sportyパッケージ” (FF)(CVT)
“GR SPORT”グレード
GR SPORT (FF)(CVT・5MT)
HYBRID GR SPORT (FF)(CVT)
GR SPORT”GR” (FF)(CVT・5MT)
エンジン
ガソリンエンジングレード
[1.0F] [1.0Jewela]
1.0L 直列3気筒エンジン
69 PS / 6000rpm
92 N-m / 4300rpm
無鉛レギュラーガソリン
[1.3F] [1.3Jewela] [1.3U]
1.3L 直列4気筒エンジン
FF車
99 PS / 9000 rpm
121 N-m / 4400 rpm
4WD車
95 PS / 6000 rpm
119 N-m / 4000 rpm
無鉛レギュラーガソリン
[GR SPORT]
CVT車
109 PS / 6000rpm
136 N-m / 4800rpm
無鉛レギュラーガソリン
5MT車
109 PS / 6000rpm
138 N-m / 4400rpm
無鉛レギュラーガソリン
ハイブリッドグレード(HYBRID GR SPORT含む)
エンジン
1.5L 直列4気筒エンジン
74 PS / 4800 rpm
111 N-m / 3600 ~ 4400 rpm
無鉛レギュラーガソリン
モーター
61PS
169 N-m
燃費(JC08モード)
ガソリンエンジングレード
[1.0F] [1.0Jewela]
21.6 km/L ~ 24.0 km/L
[1.3F] [1.3Jewela] [1.3U]
FF車
25.0 km/L
4WD車
18.0 km/L
ハイブリッドグレード
34.4 km/L
“GR SPORT”グレード
GR SPORT
MT車
17.2 km/L
CVT車
19.6 km/L
HYBRID GR SPORT
34.4 km/L
※GR SPORT”GR”は架装車両のため持込登録車となり燃費計測値なし。
安全装備
トヨタの先進安全装備”Toyota Safety Sense”は[1.0F “Mパッケージ”] [1.0F] [1.0F “SMART STOPパッケージ”] [1.3F] [HYBRID F]の5グレードでオプション装備、ほかのグレードで標準装備となっています。
ただし、ヴィッツの”Toyota Safety Sense”には踏み間違い事故に対する予防装備は含まれていません。
踏み間違いに対する予防装備が欲しい場合には”インテリジェントクリアランスソナー”をオプションで装備する必要があります。
この”インテリジェントクリアランスソナー”は1.0Lエンジンを積んだ5グレードと”GR SPORT”の3グレードを覗いてオプション設定されています。
衝突安全についてはフロントエアバッグは運転席助手席ともに標準装備ですが、サイド/カーテンエアバッグが全車オプション装備となっています。
ヘッドライトは”GR SPORT”3グレードを覗いて全車ハロゲンヘッドライトが標準装備で、LEDヘッドライトが[1.0F”Mパッケージ”]を除いてオプション設定されています。
“GR SPORT”3グレードはLEDヘッドライトが標準装備となります。
快適装備
[HYBRID U] [HYBRID U”Sportyパッケージ”] [1.3U] [1.3U”Sportyパッケージ”]の4グレードと”GR SPORT”の3グレードには鍵を身に着けているだけでドアロック/アンロックができるスマートエントリーが標準装備となっています。他のグレードには通常の電波式ワイヤレスリモートドアロックが標準装備となり、[1.0F”Mパッケージ”]以外の8グレードにはスマートエントリーがオプション設定されます。
エアコンに関しては[1.0F]の3グレード、[1.3F]、[1.0Jewela]の2グレードの計6グレードにはマニュアルエアコンが標準装備です。
他のグレードはオートエアコンが標準装備となります。
高速走行で便利なクルーズコントロールは[HYBRID U][HYBRID U”Sportyパッケージ”]に標準装備となります。
“Toyota Safety Sense”の機能
ヴィッツに積まれている”Toyota Safety Sense”はレーザーレーダーと単眼カメラを組み合わせたシステムになります。
レーザーレーダーは赤外線を使い距離を測るシステムで、検知できる距離が短いものの価格が安いことが特徴です。
レーザーレーダーは本来、人は検知できませんが単眼カメラと組み合わせることでクルマだけではなく歩行者にも対応しています。
ヴィッツに積まれているシステムには以下の4つの機能が含まれます。
“PCS (プリクラッシュセーフティ) “
“LDA (レーンディパーチャーアラート) “
“オートマチックハイビーム”
“先行車発進告知機能”
この4つです。
では次にそれぞれのシステムに関して簡単に説明いきます。
“PCS”とは?
プリクラッシュセーフティの略で緊急ブレーキや自動ブレーキもここに含まれます。
人やクルマに衝突しそうになるとまずは音と表示によってドライバーに警告をします。
警告をしてもドライバーがブレーキペダルを踏まなかった場合、衝突を回避もしくは衝突の被害を軽減するために緊急ブレーキを作動させます。
緊急ブレーキはクルマに対しては自車が約10km/h ~ 80km/h、人に対しては自車が約10km/h ~ 65km/hの間で、クルマと人ともに相対速度が約10km/h以上の時に対応しています。
“LDA”とは?
白線(黄線)が認識できる場合には、車線をはみ出しそうになると警告をしてくれる機能です。
メーター内に表示される警告と音による警告をします。
自車の速度が約50km/h以上で直線、もしくは半径150m以上のゆるいカーブを走行中に作動します。
ウインカーを出したときには解除されます。
“オートマチックハイビーム”とは?
機能を作動させておくと自動的にロービームとハイビームを切り替えてくれる機能です。
オートマチックハイビームをオンにしてライトスイッチレバーをハイビーム状態にすると作動します。
自車の速度が約30km/h以上で走行中に前方が暗く、街路灯の光が少ないときにハイビームに切り替わります。
対向車のヘッドライトや前の車のテールライトを検知すると自動的にロービームに切り替わります。
“先行車発進告知機能”とは?
信号待ちなどで前の車に続いて停車している時に前の車が発進して少し進んだにもかかわらず自車が停止している時に前の車の発進をお知らせしてくれます。
ヴィッツの場合は以下の時に機能が作動します。
AT車
シフトレバーがP・R以外の位置でブレーキペダルを踏んで停止している時。
シフトレバーがNの状態で停止している時。
MT車
シフトレバーがR以外でブレーキペダルを踏んで停止している時。
このような状況で作動します。
作動タイミングは3段階に設定できます。
Toyota Safety Senseは以上の機能によって安全運転をサポートしてくれます。
“SMART STOPパッケージ”って何?
[1.0F]と[1.0Jewela]にアイドリングストップ機能とタコメーター付きアナログメーターを装備するパッケージです。アイドリングストップ機能によって都市部など信号待ちが多い状況で燃費が良くなります。
アイドリングストップ機能は1.3Lエンジンを積んだグレードには標準装備されています。
“Sportyパッケージ”って何?
エアロパーツとアルミホイールを装備するパッケージです。
また、他のグレードに積まれているパンク修理材がスペアタイヤに変更されます。
ただし、トランクの床の高さを変更することで床下収納の有無を変更できるアジャスタブルデッキボードが装備から外されます。
“GR SPORT”って何?
ヴィッツをスポーティしたグレードです。
外装のエアロパーツは勿論、内装もよりスポーティになります。
さらにボディ補強や専用チューニングサスペンションによって走りもスポーティです。
特にボディ補強は溶接箇所を増やすなど通常手が出せない領域を補強しているため効果は大きいでしょう。
サイド/カーテンエアバッグのオプションがオススメ
クルマは側面からの衝撃に弱いです。
そして側面からの事故というのはよけるのがとても難しい事故です。
また、雪国の場合にはスピンなどの可能性もあります。
そういった際にもサイド/カーテンエアバッグが付いていると電柱などにぶつかった際に乗ってる人を守ってくれます。
サイド/カーテンエアバッグはできればつけておきたいオプションです。
燃費を重視するなら1.3Lグレードかハイブリッドグレードがオススメ
ヴィッツの場合、実は1.3Lエンジンのほうが燃費が良いです。
これはパワーが足りないとアクセルを踏み込む量が増えて逆に燃費が悪くなるためです。
坂道が多かったり高速走行が多い場合には1.3Lエンジンのほうがさらに燃費が良くなるでしょう。
ハイブリッドグレードは1.3Lグレードよりさらに燃費が良くなります。
坂道や高速道路での走行が多いならハイブリッドグレードがオススメ
ハイブリッド車の場合には1.5Lエンジンに加えてモーターのパワーもあるので燃費だけではなく、スムーズかつパワフルな走りが期待できます。
坂道が多い地域や高速道路での走行が多いならハイブリッドグレードがオススメです。
寒い地域では[1.3U] [HYBRID U]がオススメ
このグレードには運転席シートヒーターが標準装備となっています。
シートヒーターはエンジンが温まらなくてもスイッチを入れるとすぐに暖かくなるため寒い地域の方にオススメです。
ただしハイブリッドグレードには4WD車がない為、雪が降る地域では[1.3U]が良いでしょう。
運転が好きなら[GR SPORT]はオススメ
“GR SPORT”のようなグレードはスポーティな走りを目指したグレードですが、ボディ補強なども入っているため運転が愉しくなるクルマです。
運転が好きなら”GR SPORT”はオススメです。
スポーツ走行が好きなら[GR SPORT “GR”]は特にオススメ
このグレードには通常のGR SPORTよりさらにボディ補強が入っています。
更に10㎜の車高ダウンや、MT車にはヘリカルLSDが入っているなどスポーティさに磨きがかかったグレードです。
スポーツ走行が好きならこのグレードはオススメです。
オススメグレードは?
[1.0F]にパッケージオプションの”スマートエントリーセット”を付けることがオススメです。また、暗い地域であれば”LEDランプセット”をつけるのも良い選択だと思います。
また、運転が好きなら”GR SPORT”はとても良い選択肢でしょう。
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