クラッチが滑るってどんな症状?クラッチが滑ってしまったらどうする?

MT車にとって重要なクラッチ。

今回はクラッチトラブルの一つ、クラッチの滑りに関してお話していきたいと思います。

クラッチが滑るって何?

クラッチが滑るというのはクラッチペダルを全く踏んでいないにも関わらず、半クラッチのような状態になってなってしまうことを指します。

初期はアクセルを強く踏まなければ発生しませんが、症状が進行するにしたがってより弱いアクセル操作でも発生するようになり発進すら困難になることがあります。

 

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クラッチが滑っている時の症状

アクセルを踏んだ時にエンジン回転が上がっているのに速度が上がりにくくなります。

具体的に言えば本来は60キロ4速で2000回転になるはずがアクセルを踏んでいる時には60キロ4速で3000回転といった感じにエンジン回転と速度が一致しなくなります。

ずっと半クラッチで加速をしているようなフィーリングといったほうがわかりやすいかもしれません。

 

クラッチが滑っているかどうか調べるには?

4速、5速などの高いギアで、かつ2500~3000回転くらいのトルクがしっかり出てる回転数から強くアクセルを全開に踏んだ時にエンジン回転の上昇具合と速度の上昇具合が一致しているかどうかを調べます。

もしここでCVT車のようにエンジン回転の上昇具合と速度の上昇が一致していなければクラッチが滑っています。

 

クラッチが滑ってしまうとどうなる?

クラッチが滑りはじめると基本的に症状はどんどん悪化していきます。

最終的には発進や加速ができなくなることも。

場合によってはギアが入らなくなったりすることもあります。

熱などが原因で滑ってしまった時には温度が下がれば復活する場合もあります。

 

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クラッチが滑ったときに出来ること

クラッチ調整をする

ワイヤーでクラッチを動かしているクルマの場合にはクラッチ調整を行うことで滑りが無くなることがあります。

クラッチ調整をせずにそのまま乗ってしまうと半クラッチ状態で走ることになるのでクラッチ板が焼けてからクラッチ板自体が壊れてしまうことに。

軽自動車の場合には多くの場合でワイヤーを使ってクラッチを動かしています。

油圧でクラッチを動かしている場合にはクラッチ調整はできません。

 

クラッチ板が冷えるまで待つ

半クラッチを多用しすぎてクラッチ滑りが発生した時にはクルマを止めて待てばクラッチが滑らなくなることがあります。

ただし、半クラッチを多用しすぎてクラッチ滑りが発生した時にはギアが入りにくくなる症状が起きていることもあります。

その場合にはクラッチ板が歪んでクラッチが切れなくなっているのでクラッチ交換が必要になります。

 

クラッチを滑らさないように乗る

クラッチ表面が半クラッチなどでダメージを受けた時には止まって待った後もクラッチ滑りが続くことがあります。

その場合にはクラッチ表面のダメージを受けた層がすり減るまで4速ギアや5速ギアを避けてアクセルをあまり踏まずに丁寧に乗ることでクラッチ滑りが解消する可能性もあります。

ただし、この場合にもギアが入りにくくなる症状が起きている場合があり、丁寧に乗ってもクラッチが滑ってしまう場合やギアが入りにくい場合にはクラッチ交換が必要です。

 

クラッチ板を交換する

これが一番確実な対処法です。

クラッチ板の不具合はMT本体の故障に繋がることもあるからです。

クラッチが滑ったまま無理やり乗ってしまうと常に半クラッチ状態になってクラッチ板が高温になってクラッチ板自体が歪んでしまいます。

クラッチ板のゆがみに気づかずにギアを無理やり入れてしまうとMT本体がダメージを受けて最悪ギア鳴きを起こしたりすることも。

MT本体の修理はクラッチ板のみを修理する場合に比べて非常に高額になりますから、クラッチ滑りは早めの対処が大切です。

 

整備工場で診断してもらう

クラッチの構造などに対して知識がないのであれば整備工場で診断してもらうのも一つの手です。

間違った診断はMT本体を壊し高額修理につながるからです。

クラッチ滑りに不安を感じるのであれば早めに整備工場に持って行って診断してもらいましょう。

グーピットでは最寄りの整備工場の検索やメールでの問い合わせなどを無料で行うことができます。

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クラッチを滑らさないようにするには?

クラッチを滑らさないようにするためには正しいクラッチ操作が大切です。

長すぎる半クラッチはクラッチ板の温度が上がってしまって摩耗が進んだり、クラッチ板が歪むことでトラブルにもつながりやすいです。

かといって、丁寧すぎるクラッチ操作というのもトラブルの原因になってしまうのがMT車の難しいところ。

クラッチ操作はショックが出ない程度に短めにスパっと繋ぐのが大切です。

正しいクラッチ操作についてはこちらの記事がオススメです。

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