今回は2016年11月のマイナーチェンジ以後のモデルに関して解説していきます。
日産ノートってどんなクルマ?
特徴
ノートは日産のコンパクトカーです。
マーチよりも車体サイズが大きく、快適性と価格のバランスが良いクルマです。
今回解説している2代目ノートは2012年から発売されているモデルで、何度か改良されているものの非常に息の長いモデルになっています。
e-POWERと呼ばれるハイブリッド仕様も存在し、燃費性能においても優れたクルマです。
通常モデルに加えて質感の高いAUTECH、オシャレなMEDALIST、スポーティなNISMOと個性豊かな仕様になっていることも特徴です。
特にハイブリッドのe-POWERに関しては、エンジンは発電のみで走行はモーターを使って行われるため電気自動車のようなレスポンスが良く、スムーズな走りが体験できます。
さらに、”NISMO S” が5MTを搭載していることはMT車好きには見逃せないポイントです。
価格
S [ CVT ] ( FF )
1,421,280円
X [ CVT ] ( FF )
1,523,880円
X DIG-S [ CVT ] ( FF )
1,766,880円
X FOUR [ CVT ] ( 4WD )
1,739,880円
e-POWER S ( FF )
1,901,880円
e-POWER X ( FF )
2,021,760円
e-POWER X FOUR ( 4WD )
2,237,760円
MEDALIST
MEDALIST X [ CVT ] ( FF )
1,734,480円
MEDALIST [ CVT ] ( FF )
2,091,960円
MEDALIST X FOUR [ CVT ] ( 4WD )
1,950,480円
e-POWER MEDALIST ( FF )
2,353,320円
e-POWER MEDALIST FOUR ( 4WD )
2,569,320円
AUTECH
AUTECH [ CVT ] ( FF )
1,745,280円
AUTECH FOUR [ CVT ] ( 4WD )
1,961,280円
e-POWER AUTECH ( FF )
2,264,760円
e-POWER AUTECH SPORTS SPEC ( FF )
2,453,760円
e-POWER AUTECH FOUR ( 4WD )
2,480,760円
NISMO
NISMO [ CVT ] ( FF )
2,122,200円
NISMO S [ 5MT ] ( FF )
2,122,200円
e-POWER NISMO ( FF )
2,488,320円
e-POWER NISMO S ( 4WD )
2,671,920円
パワートレーン
S / X / MEDALIST X / X FOUR / MEDALIST X FOUR / AUTECH / AUTECH FOUR
1.2L 直列3気筒 エンジン
79PS / 6000rpm
10.8kgf-m / 4400rpm
X DIG-S / MEDALIST
1.2L 直列3気筒 直噴エンジン
98PS / 5600rpm
14.5kgf-m / 4400rpm
e-POWER S / e-POWER X / e-POWER MEDALIST / e-POWER X FOUR / e-POWER MEDALIST FOUR
1.2L 直列3気筒 エンジン ( 発電のみ) + モーター
エンジン
79PS / 5400rpm
10.5kgf-m / 3600-5200rpm
モーター
109PS / 3008-10000rpm
25.9kgf-m / 0-3008rpm
NISMO
1.2L 直列3気筒 直噴エンジン ( NISMO専用チューンコンピューター )
98PS / 5600rpm
14.5kgf-m / 4400rpm
NISMO S
1.6L 直列4気筒 エンジン ( NISMO S専用チューンコンピューター)
140PS / 6400rpm
16.6kgf-m / 4800rpm
e-POWER NISMO
1.2L 直列3気筒エンジン ( 発電のみ ) + モーター
※NISMO専用チューン
エンジン
79PS / 5400rpm
10.5kgf-m / 3600-5200rpm
モーター
109PS / 3008-10000rpm
25.9kgf-m / 0-3008rpm
e-POWER NISMO S
1.2L 直列3気筒エンジン ( 発電のみ ) + モーター
※NISMO S専用チューン
エンジン
83PS / 6000rpm
10.5kgf-m / 3600-5200rpm
モーター
136PS / 2985-8000rpm
32.6kgf-m / 0-2985rpm
燃費 ( JC08 )
S / X / MEDALIST X
23.4
X DIG-S / MEDALIST
26.2
X FOUR / MEDALIST X FOUR
18.2
e-POWER S
37.2
e-POWER X / e-POWER MEDALIST
34.0
e-POWER X FOUR / e-POWER MEDALIST FOUR
28.8
AUTECH / AUTECH FOUR / e-POWER AUTECK / e-POWER AUTECH SPORTS SPEC / e-POWER AUTECH FOUR
持込み登録のため燃費公表なし
NISMO
24.0
NISMO S / e-POWER NISMO / e-POWER NISMO S
持込み登録のため燃費公表なし
※単位はkm/L
安全装備
予防安全装備
5MT車の”NISMO S”、ハイブリッド仕様廉価グレードの”e-POWER S”の2グレードを除いて自動ブレーキ機能の”インテリジェントエマージェンシーブレーキ”が標準装備されています。
踏み間違いなどによる事故を防ぐ”踏み間違い衝突防止アシスト”と車線逸脱警報に関しても上記の2グレードを除いて標準装備となっているなど予防安全装備はとても充実しています。
車線をはみ出すことを予防してくれるシステムに関しても一部グレードに標準装備されています。
ノートの予防安全装備一覧 ( グレード別装備 )
インテリジェントエマージェンシーブレーキ
踏み間違い衝突防止アシスト
車線逸脱警報 ( LDW )
車線逸脱防止支援システム ( インテリジェントLI )
ハイビームアシスト
エアバッグ
カーテンエアバッグはNISMOの4グレード、”S”と”e-POWER S”の6グレードを除いてオプション設定となっています。
オプションで選択できるのは大きなポイントですが、標準装備グレードがないのは設計の古さを感じます。
e-POWERって何?
ノートに組み合わされるハイブリッドシステムです。
エンジンは発電のみを担当し、タイヤを回すのはモーターのみ。
シリーズハイブリッド方式と呼ばれます。
パワフルなモーターを使うことから電気自動車のような走りになります。
通常のガソリン車に比べると発進時からパワフルでかつスムーズな走りが特徴です。
ホンダアコードなどにも使われているハイブリッド方式です。
グレードごとの特徴
S
ノートの廉価グレード。
かなりの装備が削られていて他のグレードとの差はかなり大きい。
運転席の高さ調整機構やインテリジェントキーなどが付いていない。
価格を重視する方向けのグレード。
X
ノートのベーシックグレード。
Sに比べるとかなりしっかりとした装備内容になっています。
迷ったらコレ。
価格とのバランスも良くオススメグレードです。
X DIG-S
ノートのガソリン仕様の高効率モデル。
直噴エンジンを採用することでパワーが上がり、さらに燃費も良くなったグレードです。
質感を高める装備やオートエアコンなども付いていて、価格に問題がなければこのグレードがオススメです。
X FOUR
“X” グレードをベースに4輪駆動車にしたグレード。
4WDが必要ならこのグレードがオススメです。
e-POWER S
ノートのハイブリッド仕様の廉価グレード。
ガソリン仕様の”S”グレードより後部中央席のヘッドレストやパワーウインドウなども付いていないグレードです。
カラーリングも少なく営業車向けのグレードです。
e-POWER X
ハイブリッド仕様のベーシックグレード。
“e-POWER S”に比べると装備がとても充実したグレードです。
ノートe-POWERのオススメグレードです。
e-POWER X FOUR
“e-POWER X”グレードをベースに4輪駆動車にしたグレードです。
ブラックアロー
“S”、”e-POWER S”、”AUTECH全車”、”NISMO全車”を除いたグレードに装備できるオプションです。
外装
屋根、ドアミラー、ドアハンドルが黒になります。
専用デザインのダークメタリック塗装がされた15インチアルミホイールが装備されます。
内装
専用カラーのシート地や専用ドアトリムが装備されます。
ダークシルバーフィニッシャーが装備され、ルーフトリムやサンバイザー、ピラーなどが黒になります。
MEDALIST
ベースとなった車種を元にアームレストなどの快適装備を追加して、さらにオシャレでかつ質感の高い内装にしたグレードです。
それ以外にも遮音対策も強化されていて、ベース車にくらべ静かになっています。
落ち着いたクルマが好きな方にオススメ
AUTECH
ベースグレードを元に質感を高める外装、内装装備を追加したカッコいいグレード。
内装は各部に青があしらわれたデザインとなり、外装はメッキを使った存在感のあるデザインとなります。
e-POWER AUTECH SPORTS SPECとは?
LEDヘッドライトが標準装備され、走りに関しても専用のチューニングがされたグレードです。
専用16インチアルミホイールが装備され、サスペンション・パワーステアリングが専用チューニングとなります。
ボディに関しても骨格自体が補強されたグレードです。
存在感のある車が好きな方にオススメのグレード。
NISMO
スポーティなチューニングがされたグレードです。
外装・内装デザインに関してもよりスポーティなものとなります。
ボディ補強が入り、パワートレーンに関してもチューニングがされスポーティな走りが体験できる仕様です。
特に”NISMO S”に関しては5MTと専用エンジンが組み合わされ、スピードメーターも専用のものが付くことからかなり本気度の高いグレードになっています。
“NISMO” < “e-POWER NISMO” < “e-POWER NISMO S” < “NISMO S”の順でチューニングの度合いが高くなっていきます。
運転が好きな方にオススメのグレードです。
まとめ
豊富なグレードを持つ日産ノート。
グレードの多さは最初少しびっくりするかもしれませんがよく見ていくとそれぞれにちゃんとした方向性が見えてきます。
上質なAUTECHにスポーティなNISMO、オシャレなMEDALISTに価格の標準モデルと1つのモデルにもかかわらず様々な顔を見せてくれます。
特にAUTECHやNISMOといったグレードは標準グレードに満足できない方にとってとても魅力的に映るグレードではないでしょうか?
日産ノートの総額が気になったら
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