MT車の正しい止まり方とは?クラッチのタイミングは?

 

踏むタイミングは状況次第

基本的にMT車はエンジンが苦しい音を立てる直前にクラッチペダルを踏むのがもっとも効率が良くなります。

ギリギリまでエンジンブレーキを有効に使えるので燃費にもよく、ブレーキパッドの摩耗も減らすことができるからです。

具体的にはエンジン回転数が1000回転前後でクラッチペダルを踏むことになると思います。

ただ、それはあくまで基本ですから状況によって変わってくることも。

例えばその時使っているギアや信号待ちに向けて止まるのか、それとも左折するときに歩行者が横断歩道を渡るのを待つために止まるのか。

そういった状況によって少しずつクラッチペダルを踏むタイミングというのはずれてきます。

 

クラッチペダルを踏むタイミング

  • 基本はエンジン回転数が1000回転前後の時
  • エンジンブレーキが邪魔なときは早めに踏む
  • 急ブレーキの時はいつでも良い
  • 加速が必要なら早めに踏んでしまうのもアリ

 

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踏むタイミングを決める上で大切なこと

クラッチペダルを踏む理由

止まる際のクラッチペダルを踏むタイミングを理解するためにはクラッチペダルを踏まなくてはならない理由を理解するとわかりやすいです。

クラッチペダルを踏む理由としては以下の2つが基本です。

 

  • エンジンが止まってしまうのを防ぐため
  • エンジンブレーキを効かせないようにするため

 

一つ目は良いとして、特殊なのは二つ目でしょう。

エンジンブレーキはクルマの運転で大切な要素ではありますが、場面によっては邪魔なときがあります。

例えば、1速ギアで少し進んだら止まらなくてはいけない状況とかですね。

そんな時にクラッチを繋いだままだと強いエンジンブレーキがかかってしまってすごく運転しにくくなってしまいます。

ガクガクする原因なのでそんな時には早めにクラッチペダルを踏んでしまえばスムーズに停止することができます。

エンジンブレーキがかかると止まりすぎてしまう時にもクラッチペダルを踏むことでエンジンブレーキが無くなるのでアクセルペダルを踏む必要がなくなります。

 

何を優先するかが大切

運転中にはクラッチに気を使っていられないときもあります。

交差点だったり、状況が難しいときなんかですね。

クラッチペダルを踏むというのはエンジンが止まるのを防ぐためですから、基本的に止まる時までに踏めていれば問題ありません。

それよりもクラッチ操作に気を取られて他の操作に影響が出てしまうほうが問題になります。

基本的に止まる時にはクラッチペダルが踏めていれば問題ないですから、余裕がない状況では早めに踏んでしまっても大丈夫です。

あくまで安全に運転できるかどうかを大事です。

 

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踏むタイミングはどう判断する?

緊急性で判断する

急ブレーキが必要なときだったり、危険回避が必要なときには早くても良いので踏めるタイミングで踏んでしまうようにしましょう。

下手にクラッチペダルを踏むことを意識してしまうと気を取られてしまってブレーキ操作などが甘くなってしまうことがあるからです。

また、”クラッチペダルはギリギリまで踏んではいけない”と意識してしまうと止まった後にクラッチペダルから足を離してしまうことも。

本当の緊急時にそんなことを考えている余裕はないと思いますが、緊急時にはクラッチペダルは踏めていれば問題はありませんからあまり気にしないようにしましょう。

 

緊急時にクラッチペダルを早めに踏んではいけない理由

実は、クラッチペダルを早めに踏んではいけない理由というのも昔のクルマでは存在しました。

昔のクルマはABSという機能が付いていなかったからです。

ABSは急ブレーキを踏んだ時にタイヤの回転が止まってしまうのを防ぐ機能です

逆に言うとABSが付いていなかった時代のクルマでは急ブレーキをかけた時にはタイヤの回転が止まってしまうんですね。

クラッチペダルを踏んでしまうとエンジンが切り離されてタイヤの回転が止まりやすくなってしまうので、少しでもタイヤの回転が止まりにくくするために急ブレーキでもクラッチペダルは止まる直前に踏むことが大切だったんです。

今のクルマではABSが付いているので関係ないんですね。

 

難しい状況かどうかで判断する

運転をしていると難しい状況というのがあると思います。

例えば左折時に横断歩道を歩行者が歩いている時左折した先の見通しが悪い交差点だった時です。

そんな時にはクラッチペダルから足を離したままだとすぐに止まれなくなってしまうことがあるので早めにクラッチを切ってブレーキだけで速度を調節したほうが良い場合があります。

また、交差点ではシフトダウンが必要になることが多いですが、そういった場合にもほんの少しだけ早めにクラッチぺダルを踏むことでシフトダウンする時間を作ることができます。

 

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1速ギアなどエンジンブレーキが強く効くギアの時もこの状況に当てはまります。

1速ギアでアクセルペダルから急に足を離すと強いエンジンブレーキがかかってしまうのでガクガクしてしまいます。

それを防ぐには少しずつアクセルを戻していくような繊細で難しい操作が必要になります。

そんな時にはクラッチペダルを踏んでしまえばエンジンブレーキを消すことができるのでより簡単に減速ができるんですね。

 

MT車の正しい止まり方まとめ

  • 基本的にアイドリング回転数になる直前にクラッチペダルを踏む(1000回転前後)
  • 緊急時にはクラッチペダルを踏むタイミングは気にしない(早くても○)
  • エンジンブレーキが邪魔なときにはクラッチペダルを早めに踏む
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