安全運転の第一歩はおもいやりから

安全運転は”かもしれない運転”が大切と言われますが、おもいやりを意識することも大切なんです。

かもしれない運転に足りないもの

かもしれない運転という表現をされることが多いですが、運転時には常に最悪の状態を予測するのが大切です。

隣のクルマが急に車線変更してくるかもしれない…歩行者が飛び出してくるかもしれない…etc….

そんな風にもしかしたら○○するかもと考えるのがかもしれない運転です。

ただ、かもしれない運転というのはあくまで予測するだけでどうすれば良いかまでは表現されてないんですよね。

そこで大切なのがおもいやりなんです。

 

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おもいやりが安全運転につながる

おもいやりを持った運転をするためには周りの状況をよく見ることが大切です。

自分のことで手一杯になってしまっていると周りが見えないのでおもいやりのタイミングもわからないんですね。

また、おもいやりを持った運転をするためには周りのクルマが何をしたいのか予測することも必要になります。

つまり、かもしれない運転でもあるわけです。

しかも、おもいやりの心で運転をすると危険な状態になる前に相手に譲ったりできるのでヒヤッとする場面も少なくなります。

 

おもいやりがトラブルを防ぐ

おもいやりを持った運転をすればトラブルを未然に防げることも。

例えば追い越し車線で追い越し中に後ろから速いクルマが来た時なんかがまさにそうです。

速度違反をすることは決して褒められることではありませんが、もしかしたら何か理由があって急いでいるのかもしれないと相手を思いやってなるべく早いタイミングで道を開けてあげるようにするとお互い嫌な思いをしないで済みます。

一般道であっても、急いでいるクルマが居たら譲ってあげればお互いトラブルになることもなく目的地まで運転することができますよね。

また逆の立場でも同じで、追い越しをしている時に大型トラックが大型トラック同士で少ない速度差の中必死に追い越している場面があると思います。

そんな時には大型トラックの立場もおもいやることが大切です。

大型トラックもできるだけ素早く目的地に着きたいですし、速度差があれば追い越しだってしたくなるでしょう。

しかし、大型トラックには速度リミッターもあり速やかに追い越すのは難しいんですよね。

追い越している最中には追い越しを続けるしか選択肢はありませんし、大型トラックの場合には加速もできませんから尚更難しい状況です。

乗用車の立場からしたらそんなの追い越すなよと思う方もいるかもしれませんが、そこにはそれぞれの立場があります。

物流は大型トラックが支えているのですからそんな時にも少しおもいやりを持って適切な車間距離で追い越しを待つのが良いでしょう。

 

おもいやりがないドライバーにもおもいやりを

道を走っていると他車へのおもいやりのないドライバーに遭遇することもたくさんあると思います。

そんなドライバーに遭遇すると腹が立つこともしばしば…

私自身、イラッとしてしまうこともあって大人げないなぁと反省してます^^;

ただ、腹を立てるくらいならおもいやりを持った方がお互いにとって得なんです。

よくあるのが強引な車線変更だったり、脇道から目の前に出てこられてブレーキを踏まなくちゃいけないような場面です。

そんな時もそんなに急ぎたかったのかな?と思って譲ってしまったほうが建設的です。

そもそもそういうクルマにクラクションを鳴らしたところで逆上するか、あの車何?と思われるだけなので無駄です。

相手もある程度分かっててやっていることですから、無駄なんです。

そんな時にも何か事情があったのだろうと思ってやり過ごすのが良いでしょう。

 

優先関係は重要だけど

道路では優先関係は尊重されるべきです。

人間にはそれぞれに考え方の違いがあって、認識の違いがあります。

認識の違いは事故につながるので交通にはルールがあって、優先関係なんかも決まっているんです。

例えば直進車と右折車がいれば直進車が優先されるというのが決まっていなかったらどうなるでしょう?

そうすると狭い道では右折車が行かないと渋滞になるから直進車を止めてでも右折するべきという結論になってしまうこともあります。

しかしその一方、直進しているんだから直進車が優先と考える人だっているわけです。

そして両者が同時に交差点に入れば事故がおこります。

そうならないために交通ルールは決まっているんです。

本来は優先関係が決まっているからこそ、安全に走行できるんです。

完璧に守られていればそこには事故は起こりませんが、現実的には優先関係を無視するドライバーさんというのもいるわけで…

本来であれば警察が取り締まるなり注意したりするべき部分ですが、そういったクルマがパトカーから注意されている場面ってみたことないんですよね。

それは置いておいて、守らないドライバーがいるのであればそれに備えておくことは大切です。

ここでもおもいやりが大切で、自分が優先であっても譲ってあげるべきかな?と考えると事故のリスクというのはとても減ります。

つまり、自分が優先道路を走行していて相手が強引なドライバーであっても譲ってしまえば事故は起こらないんです。

勿論、すべての場面で譲ってしまうのは交通ルール的に良くないことですから、ある程度周りを見る必要があります。

自分の交通状況や相手の状況などを見て譲ってあげても良いのであれば譲ってしまうのが一番の安全運転なんですね。

これもある種のおもいやりです。

 

自分が迷惑をかけていないか振り返ることも大切

意外と人間の思い込みというのは激しいものです。

私自身、そういった経験はありました。

自分の考えに固執してしまって、間違った考え方をしていたことも。

そんな時にも周りのクルマをおもいやることで、いろんな考え方があるということに気づくことができます。

おもいやりを押し付けてしまうのも間違いで、相手がおもいやりのある運転をしないからといって怒ってしまうのもおもいやりが足りない証拠だったりします。

おもいやりのある運転ができないのは急いでいたり、なにか嫌なことがあったのかもしれません。

人間は完璧ではないですから、きっと何かあったのだろうとおもいやりを持つことも悪いことではないでしょう。

 

基本は交通ルール

そんな風におもいやりが大切と言いましたが、あくまで基本は交通ルールであるということは忘れないようにしましょう。

おもいやりは大切ですが、優先されるべきは交通ルールです。

おもいやりを持ちつつも、交通ルールも適切に守ることでもっと安全な運転ができるようになります。

実は交通ルールを守ることは他車を尊重することでもありおもいやりの一部なんですよ?。

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