コペンの2速ギアがガリガリするときの対処法

納車時からゴリゴリとしたフィーリングが強かったコペンのトランスミッションですが、改善方法を見つけました。

 

コペンの2速ギアがガリガリする問題

私のコペンは納車した時から2速ギアにシフトアップするときにガリガリとギアが当たる感触がありました。

まだ慣らしが済んでいない新車とはいえ、かなりゆっくりギアを入れないとゴリっと明らかにギア同士があたる音がしていてなんだかなぁと感じていた部分です。

ただ、ギャーっとギア鳴きするようなレベルではなく、ゴリゴリとしたフィーリングだけでしたしどんなに素早くシフトしてもギア鳴きはしないですし、シフトダウンは全く問題なかったので構造自体には問題はないと思っています。

 

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MTのトラブルはシンクロの癖

いろいろ試した結果、今回のトラブルはMT内部のシンクロナイザーリングについた癖の問題なのではないかという結論になりました。

新車時から一貫してこういうフィーリングだったので癖というか個体差になるのかもしれませんが。

なぜシンクロナイザーリングに変な癖がついてしまうのかというと、振動やシンクロの使い方に問題があったようです。

まず、ギアチェンジをする時シンクロに対して急激な力をかけるとシンクロ表面が荒れて摩擦力が強くなります。

シンクロの摩擦力が強くなるのは良いことのように感じますが、シンクロが設計された以上の摩擦力を持っていると逆にギアが入りにくくなってしまいます。

シンクロも摩耗しやすくなるのであまり良いことではありません。

また、シンクロナイザーリングは完全に固定されたものではないので、振動も敵です。

走行中にシンクロはオイルに浮いたような状態になっています。

しかし、エンジンの振動によってシンクロナイザーリングがガタつき、結果としてシンクロナイザーリングがぶつかってしまうことがあるんです。

そうするとシンクロに癖がついてギア鳴きやギアチェンジの際にゴリゴリする原因になってしまいます。

いずれにしてもシンクロの癖を解消するのが大切なんですね。

 

対処法

シンクロに付いた癖をリセットするためにまずは普段のギアチェンジを変える必要があります。

ギアがゴリゴリする状態というのはシンクロが正常に働いていない状態です。

その状態で普通にギアチェンジを続けていてもシンクロが上手くなじまないのでギアチェンジが上手くできません。

普段のギアチェンジでは次のギアの入り口(=シンクロが効き始めるところ)まで弱めの力でシフトノブを動かして丁寧にシンクロに当ててあげるようにしましょう。

具体的には次のギアでシンクロが効き始める感触があったら徐々に力を強くします。

そうするとシンクロが正しく働くようになるので馴染みやすくなるんです。

コツは力を丁寧に与えてあげることです。

シフトノブを勢いよく動かしてギアチェンジしていたり、Nで一瞬止めたあと次のギアに一気にシフトノブを動かしてしまうとギアが入りにくくなってしまいます。

また、弱めの力でシフトノブを操作していても次のギアの入り口で力を弱めずにギアチェンジしてしまうのもギアの入りが悪くなる原因です。

次のギアの入り口で弱い力から徐々に力をかけるのがコツです。

軽い力でもギアが入ってしまうようなクルマの状態では次のギアの入り口でシフトノブの動きを一瞬だけ止めても良いでしょう。

軽い力で押し続けてしまうとそのままギアが入ってしまってゴリゴリしてしまうからです。

シンクロが馴染むと軽い力でギアチェンジをしてもギアがゴリゴリすることはなくなりますから、そうしたら最初に書いた方法でギアチェンジすると良いと思います。

面白いのはシンクロがしっかり馴染むと入り口で一瞬動きを止めても、シフトフィールがゴリゴリしてた時より素早くギアチェンジができるようになることです。

また、発進時の振動もMTにはよくありません。

発進時にクラッチペダルを戻しすぎてしまうとエンジンパワーがクラッチの摩擦力に負けてしまってアイドリング回転数を下回ってしまうことがあります。

アイドリング回転数というのはエンジンの振動が少ない状態でエンジンが回転できる最低限のエンジン回転数なので絶対にアイドリング回転数から下回らないようにクラッチ操作を行いましょう。

できれば1000回転以上は維持したほうが良いかもしれません。

加速時や一定速度で走っている時にはエンジン回転数が低くなりすぎないように注意しましょう。

目安としてエンジン回転数が低すぎる時には車体全体がグググっと振動するのでそれを避けるようにギアを選んでいきましょう。

振動が大きくなったり、加速が足りなければ必ずシフトダウンをしてから加速するようにしてください。

 

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症状の特徴

念のため今回発生していた症状について記述しておきます。

 

シンクロの効きが弱くなる状況では発生しない

ギアが入りにくかったり、ゴリゴリする場合にはシンクロが働きにくいのではないかと疑うのが普通でしょう。

ただ、そこで注意すべきなのはMTのオイルが冷えている時に症状が悪化するかどうかです。

基本的にMTのオイルが冷えている時にはシンクロの効きは弱くなります。

つまり、もしシンクロが弱いのであればギア鳴きはしやすくなるんですね。

MTのオイルが冷えている時にギア鳴きしたりすればシンクロが弱いという予想ができますが、私のコペンの場合には冷えている時にはシフト操作が重たくなるだけです。

さらにゴリゴリとした感触もMTのオイルが冷えている時には発生しないのでシンクロが弱いことが原因ではないと推測しました。

 

MTオイルが暖まると症状が悪化する

基本的に私のコペンはMTのオイルが暖まるにしたがって症状が悪くなっていく傾向にあります。

つまりオイルが柔らかくなってシンクロの効きが良くなると症状が悪くなるんですね。

そういった理由もあってシンクロの”効きすぎ”なのでは?と疑ってます。

 

シフト操作が異常に軽い

ギアがゴリゴリするときにはシフト操作が異常に軽いんです。

普通であれば次のギアの入り口付近でギアの回転数が合うまで引っかかるはずなのですが、ギアがゴリゴリする症状の時はほとんど抵抗なくギアが入ってしまいます。

多分、ギアがゴリゴリするときにはギアの回転差がとても少ないので、シンクロが効きすぎてしまっているのだと推測しています。

 

普段気を付けるべきこと

今回の症状はギアのシンクロナイザー関連のパーツに癖がついてしまうこととが原因です。

ギアチェンジの仕方を変えたうえで、できるだけエンジンからの振動を減らすように丁寧なクラッチ操作と適切なギアチェンジを心がけましょう。

正直こんなことでっていう小さなことですが、劇的に変わる部分なので試してみる価値はあると思います。

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