MT車のシフトアップのタイミングはどう決める?加速で遅れないために大切なこと

ギアチェンジのタイミングに迷うことあると思います。

たった一つのことを意識するだけでギアチェンジのタイミングって決めやすくなるんです。

大切なのは次のギアのエンジン回転数

マニュアル車で加速するときのシフトアップのタイミングってどう決めていますか?

マニュアル車のギアチェンジのタイミングはエンジンパワーを意識することが大切なんですが、加速時にはギアチェンジした後もそのエンジンパワーが続いていくかどうかというのも大切なんです。

つまり、次のギアでどれくらいのエンジンパワーが出せるのかを意識することが大切っていうことですね。

エンジンパワーは基本エンジン回転と比例しますから次のギアでどれくらいのエンジン回転数になるのかを考えれば良いんです。

 

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次のギアのエンジン回転数が大切な理由

加速時に必要なのはパワー

加速するためにはエンジンのパワーが大切です。

パワーにはトルクと馬力という数値がありますが、そのあたりは後で。

パワーがなければ加速が遅くなってしまいますし、逆にパワーを余らせてしまうと燃費が悪くなってしまいます。

パワーに合わせたエンジン回転数を使って加速をすることでしっかり加速しつつも燃費をよくすることができます。

 

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加速時に大切なのは流れ

加速時には流れが大切です。

例えば、発進して1速ギアでしっかり加速しても2速ギアでエンジン回転数が低いと加速できなくて周りのクルマに遅れてしまいます。

パワーが足りないからですね。

2速ギアくらいであればアクセルペダルを強く踏み込んでいればエンジン回転数が上がってパワーも出てくるのですが、1速ギアからの”加速の流れ”が悪くなってしまうのでその分周りのクルマより遅れます。

周りに遅れないためには、1速ギアから2速ギアにシフトアップした時に十分なパワーが得られるエンジン回転数にすることで1速ギアからの加速の流れが続くようにしてあげるのが大切なんです。

つまり、2速ギアにシフトアップした後もパワーが続くようにしてあげると良いってことですね。

 

シフトアップ時にパワーが続くようにするには

シフトアップした後にパワーが続くようにするためにはシフトアップした後にエンジン回転数が加速に合わせた範囲にあれば大丈夫です。

基本的にエンジンは高いエンジン回転数ほど高パワーになっていくので、強い加速ほど高いエンジン回転数になるようにシフトアップしてあげます。

厳密にはクルマによっても少し変わりますが、ガソリン車であればレッドゾーン(エンジン回転計の赤いところ)の500~1000回転くらい前にエンジンパワーが最大になることが多いです。

つまり、大抵の場合でエンジン回転数を上げていけばどんどんパワーが出てくるんです。

加速に合わせてシフトアップした後のエンジン回転数を高くしてあげると加速で遅れなくなります。

 

どれくらいのエンジン回転数になればいい?

これはクルマによって変わってきます。

パワーの大きいクルマであれば低いエンジン回転数でも十分強く加速することができますし、逆に軽自動車のようにパワーの小さいクルマではエンジン回転数を高くしないと加速で遅れてしまいます。

トルクと馬力というのも参考にはなりますが、あくまでクルマ同士を比較するのに使える数値ですから実際の運転では基本的に意識することではありません。

ただ、最大トルクが発生する回転数というのは現実の運転で使うことができます。

最大トルクが発生する回転数付近から上のエンジン回転数であればそれなりに加速してくれるからです。

例えばコペンでは最大トルクが”92N-m/3200rpm”という数値なのですが、これはエンジン回転数が3200回転の時にトルクが最大になって92N-mのトルクを発生するという意味です。

この数字をベースに考えると、コペンだと大体2700回転~4500回転くらいの範囲を使えば街中でもそれなりに十分な加速をしてくれるんです。

勿論、全力で加速したいときにはもっともっと高いエンジン回転数まで使うことが必要になります。

 

AT車の変速も参考になる

CVTだとギア比が固定されないので参考にはなりませんが、固定のギア比が存在するAT車であればギアチェンジの参考になります。

AT車というのは燃費を良くしつつも、加速とのバランスを取ったギアチェンジを行ってくれるからです。

アクセルの踏み込み量にたいしてどのように変速をするのか、どんなエンジン回転数を維持するのかなど参考にすると良いでしょう。

CVT車であっても加速時にどれくらいのエンジン回転数が必要なのかという部分は参考に出来ると思います。

ただし、MT車ではAT車やCVT車みたいに低いエンジン回転数で走ってはいけません。

AT車やCVT車は燃費を良くするために出来るだけ低いエンジン回転数で走れるように制御を工夫しています。

MT車でAT車やCVT車と同じように低いエンジン回転数で走るとクラッチなど駆動系のパーツによくありません。

最悪の場合、早い時期に故障することもあるので注意しましょう。

MT車のガソリン車の場合には1500回転以上で走るようにしてください。

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