ヘッドライトを点けるタイミングに迷うことってありますよね。
今回は迷った時にどう判断すれば良いのか書いていきます。
ヘッドライトを点けるタイミングの基本
ヘッドライトは自分が周りのクルマを見辛い状況になったら点けるようにしましょう。
時間とか暗さとかではなく、雨や霧、夕暮れ時や逆光になる状況などによって周りが見辛くなる状況でライトを点けるというのが大切です。
ヘッドライトは路面やクルマ・人を照らして見やすくする効果がありますが、実はそれ以外にも重要な役割があるのでこれが大切なんです。
ヘッドライトの役割
ヘッドライトの役割と聞いてまず思い浮かぶのは前を照らすことでしょう。
しかし、ヘッドライトには自分の存在を周りにアピールするという大切な役割があります。
例えば真っ暗な中でヘッドライトを点けなければクルマの存在は全く分からないですよね。
そこでヘッドライトを点ければそこにクルマが居ることとがわかる、というわけです。
例え周りが明るい状況でもヘッドライトが点いているとその分だけ目立ちやすくなるんです。
最近のクルマにDRL(デイタイムランニングライト)が付いていて昼間から明るく光っているのはそういった理由があります。
DRLって何?
DRLは昼間から点灯させるライトのことです。
通常のクルマで昼間にライトを点灯させようとするとヘッドライトを点灯させるしかありませんでしたが、DRLが装備されているクルマではヘッドライトの代わりにDRLが点灯してくれるのです。
それによって周りのクルマから見えやすくなり、事故予防などに効果があります。
どんな状況でヘッドライトが必要?
夕暮れ時
夕暮れ時は明るさの変化が大きく周りが見えにくくなりやすい状況です。
明るさ的には十分明るいのですが、逆光や日が傾いたことによる影などによって明るさの変化が大きく目がついていかないことが多いんです。
カーブミラーなども日差しによって視認性が悪くなる時間なので周りから見落とされないためにヘッドライトが必要です。
逆光になる状態
夕暮れ時ではなくても逆光になってしまう状況というのは存在します。
逆光になってしまう状態というのは太陽の明るさのせいで自分の存在を見落とされやすいんですね。
逆光で周りのクルマが見えにくいかも?と感じたらヘッドライトを点けることも考慮しましょう。
雨
雨というのは降っているだけでとても見えにくくなる状況です。
豪雨の時は勿論、小雨でも意外と見えにくくなるものです。
カーブミラーなどの視認性にも影響が出ていますから雨が降り始めたらヘッドライトは点けるようにしましょう。
霧
霧というのは自分からも周りからもとても見にくくなる状況です。
ヘッドライトを点けていてもある程度距離が離れると全く見えなくなるような霧も存在します。
少しでも霧が出始めたらヘッドライトを点灯させるように意識しましょう。
また、霧が濃くなってきて極端に見えにくくなったらリアフォグランプやハザードなどを点灯させて周りから見えやすくなるように工夫しましょう。
霧が出ていないのにリアフォグランプを点けるのは迷惑なので注意しましょう。
スモールはいつ使う?
スモール(車幅灯)に関しては基本的に駐車時や信号待ち以外では使わないようにしましょう。
夜間は路面を照らせないので危険ですし、夕暮れ時に関してはスモールの光量ではほとんど意味がないからです。
場合によっては道を譲る際などに使うことがありますが、それ以外の走行時は常にヘッドライトで走るようにしましょう。
小さいクルマは特に早めに
コペンのように小さいクルマの場合には周りのクルマに見落とされる可能性が高くなります。
実際、コペンに乗り始めてからアルトワークスの時よりも対向の右折車が強引に右折してくるパターンが増えました。
小さいクルマやバイクは遠くに居るように見えてしまうのでヘッドライトを点けることはとても大切です。
狭い道を走るときにもヘッドライトは有効
狭い道を走っていると脇道から歩行者やクルマが飛び出してくることありますよね。
そんな時にもヘッドライトを点けていると飛び出される可能性が低くなります。
黒い色のクルマに乗っている場合には特に効果的なので、飛び出しが予想される危険な道ではヘッドライトを点けることも考えましょう。
ヘッドライトを点けるのをためらわないことが大切
必要のないときにヘッドライトを点けているともったいなく感じたり、恥ずかしく感じたりすることもあると思います。
しかし、安全のために必要な場面では昼間だったとしてもヘッドライトをちゃんと使うようにしましょう。