飛び石を防ぐにはどうすれば良い?飛び石でボディが傷ついた時はどうする?

 

クルマの運転を運転していると悩まされるのが飛び石。

今回は飛び石を減らす方法についてです。

飛び石は防げない

まず、結論から言ってしまうと飛び石を完全に防ぐ方法というのはありません。

ですが飛び石の確率を減らす方法というのは存在します。

 

飛び石を減らす方法

  • 車間距離を取る
  • 石を飛ばしそうなクルマを避ける
  • ガラスコーティングをする
  • プロテクションフィルムを貼る

 

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飛び石の傷を減らすには

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塗装を守る

飛び石による傷を防ぐ方法として塗装を守る方法が存在します。

ガラスコーティングをしたりプロテクションフィルム(薄い保護フィルム)を貼ることで塗装の代わりに飛び石を受けてもらうんですね。

 

ガラスコーティングで塗装を守る

ガラスコーティングではすべての飛び石から塗装を守ることはできません。

そもそも飛び石ではフロントガラスが割れることもありますし、コーティング自体も薄いので飛び石を防ぐのは難しいんですね。

とはいえ、軽い飛び石であれば防いでくれる可能性はありますし飛び石以外の擦り傷を減らす効果はあるので無意味ではありません。

 

プロテクションフィルムで塗装を守る

プロテクションフィルムは飛び石に対して最も効果的です。

塗装の上にフィルムを貼ることで飛び石を代わりに受けてくれるからです。

ただし、コーティングよりも価格が非常に高いので大抵の場合フロント周りなど飛び石が気になる場所のみに貼るのが一般的です。

プロテクションフィルムを貼るのであればクルマ全体にコーティングをしてもらってからフロント周りのみにプロテクションフィルムを貼ってもらうのが良いでしょう。

ただ、プロテクションフィルムを貼ってある場所は塗装の上に厚めの保護膜が存在する状態なので塗装の日焼けが抑えられます。

そうするとプロテクションフィルムが貼ってある場所と貼ってない場所で色の違いが出てしまうことがあるので赤や白など日焼けしやすい色では注意が必要です。

金額が問題にならないのであればボディ全面に貼ってもらうのがベストですが、価格を考えるとそこまでする意味があるのかは難しいところです。

 

飛び石が当たる機会を減らす

車間距離を取る

車間距離を多めに取ることで飛び石が飛んでくる確率を下げることができます。

基本的に飛び石というのは前のクルマのタイヤから飛んでくることも多いからです。

車間距離を取っていれば飛び石が飛んできてもバンパー下部など目立たないところに当たりますし、ガラスなどに飛んできてヒビが入る確率も減らすことができます。

目安としては最低でも2秒以上車間距離を取ると飛び石被害が減ります。

前のクルマが目印(路面標示など)を通過した瞬間に0から数え始めて2となった時に自分のクルマが目印を通過するタイミングが2秒の車間距離です。

ちなみに2秒くらいだと飛び石が当たることも多いですから2秒以上というのも大切です。

 

石を飛ばしそうなクルマを避ける

大型トラックなど重いクルマはタイヤに大きめの石を挟んでいることも多いのでいつもより車間距離を開けたり、出来るだけ直後を走らないで済むように工夫が必要です。

ダンプなどの場合には石が車体に乗っていて、路面のうねりなどの振動で車体から石が落ちてきて傷になることも。

また、普通車でもスタッドレスタイヤを履いているとタイヤに石が挟まることが多くなるので注意しましょう。

信号待ちなどでは前のクルマのタイヤを見て石が挟まっていないか見ておき、石が多く挟まっているようなら車間距離を増やすと良いでしょう。

ちなみにトラックでもタイヤの後ろについているマッドフラップ(泥よけ)が地面近くまで伸びている車両や後端に長いマッドフラップが付いている車両では何も付いていない普通車よりも飛び石の確率は低くなります。

道路工事の多い時期には路上の石が増えるのでより一層注意が必要です。

 

飛び石は完全には防げない

このように飛び石を避ける方法についてかきましたが、完璧に飛び石を防ぐことはできません。

飛び石というのは前のクルマからだけではなく、斜め前のクルマや対向車から飛んでくることもあるからです。

特に斜め前のクルマから石が飛んできたり、追い抜いていったトラックの車体から石を落とされるパターンというのは意外と多いです。

車間距離を取っていても飛び石が飛んでくることはありますから完璧に防ぐにはプロテクションフィルムを貼るのが唯一の対策なんですね。

アメリカなどではノーズブラと言ってクルマのフロント部分にカバーを付けることで防いでるクルマも多くいます。

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ノーズブラは日本では使われないので選択肢がないのと、間に水が入ったりすると塗装が変色することもあるので飛び石対策としてはイマイチでしょう。

 

飛び石はアフターケアが大切

飛び石を防ぐことはできませんが、飛び石を目立たなくすることはできます。

タッチペンって聞いたことがありますか?

タッチペン(またはタッチアップペン)とはクルマの補修塗料のことで、クルマの純正カラーに合わせた塗料がハケ付きの小瓶に入れられたものです。

クルマによってカラーリングは微妙に異なるのでそのクルマに合ったタッチペンというのがディーラーやカー用品店で販売されています。

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こういった商品です。

紹介用としてクリア(透明カラー)を紹介しましたが、ご自身のクルマの色の正式名称を調べて自動車メーカー名と色の正式名称で商品を探すと良いでしょう。

車種、色がわかればカー用品店で聞けば教えてくれます。

ボンネットやフェンダーなど金属パーツに飛び石が当たった場合には飛び石の傷によって鉄板が出てしまい、サビの原因になることもありますから洗車の際には飛び石によって鉄板が見えていないか確認することも大切です。

鉄板が見えていたらできるだけ早くタッチペンを使って塗料を塗っておくようにしましょう。

その為にもクルマを買ったらタッチペンを常備しておくのは大切なんですね。

 

タッチペンを使う時の注意点

タッチペンを使う時には付属のハケは使わないようにしましょう。

付属のハケは太すぎるので傷を補修しようとすると塗料がはみ出して目立ってしまうからです。

ではどうすれば良いのかというと、つまようじなど先の細いものを使って塗料を乗せていくようにしましょう。

少し回りくどいやり方ですが、仕上げがかなり良くなります。

塗料を一度で塗らずに、何度かに分けて塗ることも大切です。

 

飛び石はお互い様

飛び石が当たるとすごく嫌な気持ちになりますよね。

相手のクルマに対してとてもイラついた気持ちにもなるかもしれません。

ですが、飛び石ってお互い様なんです。

走っていればタイヤに石が挟まることはよくありますし、毎日点検していても走っている間に石が挟まって他のクルマに石を飛ばしていることだってあるんです。

そういったこともありますから、普段から自衛しつつも当たってしまったらそれはそれで仕方ないこととあきらめることも大切です。

また、他のクルマへの被害を減らすために走行前にタイヤを軽く見て、小石が挟まっているのを見つけたらタイヤから除去しておくのも大切です。

小石を除去するためにドライバーなどを一本積んでおくのも良いですし、何かしら頑丈で尖った金属製のものを使って石を取り除くのもよいでしょう。

取り除くときにはタイヤを傷つけないように注意してください。

そうした心遣いも飛び石の加害者にならないために大切なんですね。

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