ダブルクラッチはどうやる?ダブルクラッチのコツと注意点

マニュアル車のテクニックとして有名なダブルクラッチ。

今回はダブルクラッチのやり方やコツについてです。

ダブルクラッチのやり方

  1. クラッチペダルを踏む
  2. N(ニュートラル)にする
  3. クラッチペダルから足を離す
  4. エンジン回転数を合わせる
  5. クラッチペダルを踏む
  6. 次のギアに入れる
  7. クラッチペダルを離す

ダブルクラッチはギアチェンジの途中でギア同士の回転数を合わせるためのテクニックです。

Nの位置でクラッチペダルから足を離すとMT本体とエンジンが繋がっているのでエンジン回転数=ギアの回転数になります。

そこで、ギアチェンジの時にNで一旦シフト操作を止めてクラッチペダルから足を離します。

そして次のギアに合うエンジン回転数でもう一度クラッチペダルを踏み込んで次のギアに入れてあげます。

これがダブルクラッチです。

クラッチペダルをただ2回踏めば良いわけではないんですね。

 

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最近のクルマでダブルクラッチをする理由

今のクルマはシンクロメッシュ機構というギア同士の回転数を合わせてくれる構造があるのでダブルクラッチをしなくてもギアが入ります。

シンクロメッシュ機構がないころはダブルクラッチを使ってギア同士の回転数を合わせてあげないとギアが入らなかったんですね。

マニュアル車を運転するときに絶対に必要なテクニックだったんです。

それがシンクロメッシュ機構が使われるようになってクラッチペダルを踏み込んでシフトノブを操作するだけでギアが入るようになったのでマニュアル車の運転はかなり楽になりました。

しかし、そんなシンクロメッシュ機構ですが能力に限界があります。

ダブルクラッチを使うとギア同士の回転差が少なくなるのでギアが入りやすくなる効果があります。

そうした理由があるのでシンクロメッシュ機構がある今のクルマでもダブルクラッチを使うドライバーがいます。

ダブルクラッチを使う理由についてはこちらの記事がオススメです。

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ダブルクラッチの注意点

  • ギアの回転差が増えないように注意する
  • 確実な操作をする
  • クラッチペダルをしっかり踏む
  • 無理をしない

今のクルマにおいてダブルクラッチはあくまで補助的な役割です。

シンクロメッシュ機構が付いていますからダブルクラッチにこだわる必要はないんですね。

ですから、ダブルクラッチを使う時の注意点としてはまず、ダブルクラッチを使わなかったときよりMTの負担が大きくならないように注意しましょう。

具体的に言うと、ギア同士の回転数の差が増えてしまったり、シフト操作やクラッチ操作を失敗してMT本体にダメージを与えないようにします。

特にギア同士の回転数の差を増やさないというのは大切で、次のギアに合ったエンジン回転数に近づけるようにするのが大切です。

また、通常のシフト操作に比べるとダブルクラッチでは操作が複雑になりますから一つ一つの操作が甘くなりがちです。

操作のミスはクルマを壊す原因ですから一つ一つの操作が確実になるようにしましょう。

その為にもダブルクラッチは無理して使おうとはせず、余裕があるときにだけ使うようにしたほうが良いと思います。

クラッチの踏み込みなども甘くなることがありますから、シフトノブを操作するときにはしっかりと床までクラッチを踏むことが大切です。

 

エンジン回転数を合わせるコツ

エンジン回転数を合わせると言っても良くわからないと感じる方もいるのではないでしょうか?

実際、次のギアに合わせたエンジン回転数と言われてもとても難しく感じますよね。

正直に言えば確実なコツというものはなくて、感覚で覚えていくことになります。

ギアチェンジの瞬間にエンジン回転計(タコメーター)を毎回見るのは現実的ではありませんし、安全面からしてもあまりよくありません。

とはいえ、最初は目標にする回転数が必要ですよね。

 

エンジン回転数の目安

シフトアップの時にシフトアップ前とシフトアップ後のエンジン回転数に着目しましょう。

基本的にどれくらいエンジン回転数が変化するかは速度によって変わってきてしまうので具体的な目安はありません。

ただ、ギアチェンジの時にはギアごとに必ず一定の比率でエンジン回転数が変化しますから、このギアからこのギアへのギアチェンジ時には大体これくらい変化するというのを感覚で覚える必要があります。

エンジン回転数が合っているかどうかは普通のギアチェンジではクラッチつないだ時にショックが出るかどうかで判別できます。(ショックが出る時にはエンジン回転数が合っていない)

ダブルクラッチを使っている時にはNからギアを入れる時に軽くギアが入るかどうかで判別しましょう。

エンジン回転数が落ちやすいクルマではギアを入れる段階でエンジン回転数が合っていても、ギアチェンジが終わるときにはエンジン回転数が下がりすぎてショックが出てしまうことがあります。

そういった場合には次のギアに入れた後、一瞬だけアクセルペダルを踏んでエンジン回転数を軽く上げてからクラッチペダルから足を離すと良いでしょう。

 

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エンジン回転数は完璧に合わせなくても良い

今のクルマはシンクロメッシュ機構が付いていますから、完璧なダブルクラッチをする必要はありません。

ある程度大雑把に合わせてあげるだけでも十分です。

先ほども書きましたが、気を付けなくてはいけないのはギアの回転差を逆に増やしてしまわないように注意することです。

回転差が減っていれば完璧に合っていなくても大丈夫です。

 

無理して使わない

ダブルクラッチは今のクルマでは使わなくても問題がないテクニックです。

運転ではそれよりも大切なことはたくさんありますから無理してダブルクラッチは使わなくて大丈夫です。

あくまで安全第一で運転して、余裕のあるときにだけ使えば問題ないでしょう。

むしろ全く使わなくても困ることはありません。

 

ダブルクラッチのやり方まとめ

  • ギアチェンジの時にNの位置で止めてエンジン回転数を合わせる
  • 現代のクルマは完璧に合わせる必要はなし
  • 無理して使わなくてOK
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