夏場に車内の匂いが気になることってありますよね。
車内の嫌な匂いも抑えることができるんです。
車内の匂いは汚れが原因
車内の匂いはシートやマットについた汚れが原因のことが多くあります。
見た目には汚れていなくても、汗や目に見えない汚れなどが原因で匂いが発生します。
その汚れを取ってあげることで車内の匂いを抑えることができるんです。
車内の匂いを抑える方法
フロアマットを洗う
車内の床に敷かれているマットは靴などの汚れが付着しやすいです。
汚れているだけでは匂いはでませんが、雨などでフロアマットが水で濡れると匂いが発生することがあります。
フロアマットは定期的に中性洗剤と柔らかめのナイロン製ブラシなどを使って洗ってあげると良いでしょう。
ブラシで擦りすぎると生地を傷めることがあるので注意してください。
また、乾燥が不十分だと車内がカビてしまったりすることもあるのでしっかり乾燥させてからクルマに戻すようにしてください。
シート表面を拭く
シート表面は見た目が汚れていなくても、汗などによって隠れた汚れが溜まっています。
車内の匂いとしてはシートが一番原因になりやすいかもしれません。
シートの汚れが気になっても気軽に取り外して洗浄ができないのも悩みどころ。
そんなシートですが、実は表面を拭くだけでも匂いを抑えることができるんです。
手順は簡単で、まず最初に中性洗剤と水を含ませた雑巾でシート表面を繰り返し拭きます。
この時、雑巾の水分が多すぎるとシートが湿ってしまって乾かなくなってしまうので水分が多くなりすぎないように絞って使いましょう。
そして、一度乾いた雑巾でシートに残った洗剤を拭き取ってから、水だけを含ませた雑巾でシート表面の洗剤をさらに拭きます。
再び乾いた雑巾で水分を拭き取ってあげて、乾いた雑巾と濡れた雑巾で交互に繰り返し洗剤を拭き取ってあげます。
こうすることでシートが濡れるのを抑えることができるんですね。
1度で綺麗にしようとはしないで、定期的に拭いてあげると匂いは徐々に減っていきます。
匂いが出ていなければ水を含ませた雑巾で拭くだけでも効果がありますが、匂いが出ている場合には中性洗剤が必須です。
この方法はフロアマットがないクルマでも使える方法です。
カーペットリンサーを使う
拭き掃除以外にもカーペットリンサーという機械を使うことでシート表面を水洗いすることができます。
カーペットリンサーは水を吸える掃除機のようなもので、シート表面を水と柔らかいブラシで綺麗にしたあとカーペットリンサーを使って水分を吸い取ることができます。
ただし、価格の安いものでは洗剤が使えなかったりするので効果が限定的なのが弱点でしょう。
アルカリ電解水などを組み合わせて使うことをオススメします。
フロアマットが付いていないクルマではカーペットリンサーを使ったほうが汚れが取れるのでオススメです。
ただし、あまり使いすぎるとシート内部がサビたりする恐れがあるので注意しましょう。
エアコンを外気導入状態で使う
エアコンを内気循環で使っていると車内に匂いがこもってしまうことがあります。
匂いが内装部品に染みつくのを防ぐためにも走行中にはできるだけ外気導入を使うことも大切です。
また、駐車時にも外気導入にしておくことでエアコン内部の匂いを抑制することができます。
エアコンフィルターを交換する
クルマのエアコンにはフィルターが装備されていることが多いです。
車外の花粉やほこりを除去してくれるフィルターですが、定期交換が必要です。
最低でも2年に1度は変えてあげることで匂いを防ぐことができます。
交換時には活性炭入りのフィルターを選択するとトラックの排気ガスの匂いなども抑えられるのでオススメです。
掃除機で食べかすなどを綺麗にする
車内の食べかすなども匂いの原因になることがあります。
シートの下やシートの隙間など細かい部分を掃除機で綺麗にすることで匂いの発生源を減らすことができます。
フロアマット掃除などのタイミングで掃除機をかけてあげると良いでしょう。
芳香剤より掃除が大切
車内の匂いが気になると芳香剤を付けたり、ファブリーズなどを使ったりすると思います。
しかし、一番効果的なのは中性洗剤で拭くことです。
中性洗剤でなくてもカーシャンプーなどでも十分綺麗になりますから、洗剤で拭くのが大切なんですね。
窓なども拭いておくと寒い日や雨の日に曇りにくくなるのでオススメです。
雨漏りが原因のことも
クルマは雨漏りしないようにできていますが、劣化や初期不良などによって雨漏りしてしまうこともあります。
わかりやすく漏れてくれれば気づきますが、気づかないレベルで雨漏りしていることも。
そんな時には気づかないうちに床などが湿っているので雨漏りは気づかないんですね。
雨の後にだけ匂いが気になったり、洗車後に匂いが気になるのであれば雨漏りを疑いましょう。
トランクの床下にあるトレイを外してみたり、フロアマットを外して床を手で触って湿っていないかチェックしてみてください。
明確に湿っているようなら雨漏りしていないか点検が必要です。
近くの整備工場を探して点検してもらいましょう。