何度か取り上げているコペンのギアが入りにくい状況について最新の情報です。
1月23日追記
また新たにシフト操作を工夫するとシンクロの効き方が変わってくることがわかりました。
詳しくはこちらの記事です。
少しわかったことがあったのと、記事が増えてわかりにくくなってきたので整理します。 新しく分かったこと次のギアの入り口でシフトノブの動きを止めてワンテンポ待った後、普通に力をいれてギアチェンジをしてい[…]
今回分かったこと
ギアチェンジ(シフトアップ)が終わった時にはクラッチを繋ぎながらアクセルペダルを踏んでいくことになります。
そのタイミングというのは運転の癖が良く出るところで、クラッチを繋ぎ切る辺りでアクセルペダルを踏んだり、アクセルペダルを踏み始めてからクラッチを繋ぎ始めるなど様々です。
今回はクラッチを繋ぐ際にアクセルペダルを踏むタイミングが早すぎるとギアの入りが悪くなってしまうことがわかりました。
振動がカギ
コペンのギアが入りにくい症状というのは振動がカギになっていました。
エンジンからの振動が原因だったり、クラッチジャダー(半クラッチ時に車体がガタガタと振動する現象)があると振動がMT内部に影響を与えてギアが入りにくくなってしまいます。
今回分かったのはクラッチを繋いだ時の衝撃もギアの入り方に影響するということです。
コペンの症状に関してはクラッチを繋いだ時の衝撃が一番影響しやすい可能性が高いです。
コペンの症状について
コペンの症状は2速ギアにギアチェンジする際にゴリゴリとした感触があったり、ゴンという音が出たりしてギアの回転数が完全に合っていないようなそんな症状でした。
2速ギア以外でも1速ギアへのギアチェンジが重たかったり、3速以上のギアもどこか渋く感じる部分があったんです。
特に街中の発進加速で重要な2速ギアの症状に関してはかなり悩まされました。
ギアが入りにくいときの対処法
- ギアチェンジでアクセルペダルを踏むタイミングを遅らせる
- クラッチジャダーが出ているなら発進時のクラッチ操作を変えてみる
- 加速時や走行時に車体が振動しないギアを選ぶ
ギアチェンジでアクセルペダルを踏むタイミングを遅らせる
ギアチェンジの時にはアクセルペダルとクラッチペダルの動かし方が重要です。
特にクラッチペダル操作に対してどのタイミングでアクセルペダルを踏み始めるのかに注意したほうが良いでしょう。
クラッチペダルを戻してくる操作(クラッチを繋ぐ操作)に対してアクセルペダルを踏み始めるタイミングが早すぎるとギアの入りが悪くなっていきます。
極端に言えばクラッチが完全に繋がる瞬間にアクセルペダルを踏み始めるのが一番正解に近い操作となります。
クラッチジャダーが出ているなら発進時のクラッチ操作を変えてみる
クラッチジャダーというのは半クラッチ状態の時に車体がガタガタと揺れる現象のことです。
クラッチ板の状態が悪くなるとクラッチジャダーが発生します。
半クラッチが多すぎる時には熱によってクラッチジャダーが発生することがあります。
そうした時には発進時のアクセル踏み込み量を減らして、クラッチが完全に繋がってからアクセルペダルを踏み込むようにするのが大切です。
また、その逆に半クラッチを減らすために半クラッチが始まる部分(=クラッチの繋がり始め)の部分だけを使って発進しているとクラッチジャダーが起きることも。
半クラッチを使う際には半クラッチが始まる部分を使いすぎないようにクラッチ操作をすることが大切です。
加速時や走行時に車体が振動しないギアを選ぶ
加速時や一定速度での走行時にグググっという振動が出るようなギアは選ばないようにしましょう。
明確に分かるレベルで車体に振動が伝わっている時にはMT本体への振動もとても大きくなっています。
そうした振動はシンクロを摩耗させたり、最悪の場合にはシンクロが偏摩耗してギアチェンジが上手く出来なくなってしまうことも。
走行時には振動が発生しないようにギアを選ぶことがとても大切です。
今後も検証継続
実際のところ、今回の対処法が完全な解決策かどうかはまだわかりません。
どれも効果はある対策なので、真の原因がどれなのかは何とも言えないんですね。
前回のギアチェンジを遅らせるというのもギアチェンジの回数自体が減ったからギアの入りが良くなった可能性があります。
今後、低めのエンジン回転で走らせながらギアチェンジのアクセル操作を変えてみて症状がどうなるか見ていきます。