軽量、小型でパワフル、MTもあって車好きにはたまらない車、スズキアルトワークス。
今回はその特徴についてお話していきたいと思います。
アルトワークスの特徴
アルトワークスは軽乗用車であるアルトをよりスポーティにチューニングしたグレードです。
その歴史は古く、1987年に初代が登場しました。
一時期カタログから姿を消していたのですが、2015年12月に再びアルトワークスが登場したのです。
コンセプトは”クルマを操る楽しさを追求し、さらに走りを磨き上げた軽ホットハッチ”
ミッションは5MTと5速AGS。
AGSとはオートギアシフトの略で、MTのクラッチをシフト操作を自動化したもの。
その為AT限定免許でも乗れて、難しいクラッチワークなども必要なく、必要に応じてパドルシフトでMT操作も可能なため、幅広いユーザーに対応しています。
アルトワークスはコンセプトに恥じず、専用開発された5MTや専用チューニングが施されたAGS、引き締められた足回りや高いボディ剛性、さらにレカロ製せみバケットシートが装着されたかなり本格的なホットハッチです。
価格
FF/4WD(MT・AGS):1,509,840円~/1,617,840円~
値段は実はMTとAGSで差がありません。
但し、装備的には少し違いがあって、5MTにはアイドリングストップと自動ブレーキなどの先進安全機能が搭載されていません。
エンジン性能
専用チューニングによってトルクを強化したR06A型エンジンを搭載。
3気筒インタークーラー付ターボチャージャーエンジンで、馬力は<64 PS/6.000>となっています。
トルクに関しては、<10.2 kg・m/3,000>と比較的低回転で最大トルクが出ているため、数字以上のパワフルさを感じるでしょう。
安全装備
AGS車には自動ブレーキが標準装備されています。
ただし、エアバッグに関してはフロントのみ標準となっており、サイド/カーテンエアバッグは設定なしとなっています。
走りに振っているとはいえ、この設定はあまり褒められた仕様ではないでしょう。
できればオプションでも設定が欲しかったところですね。
室内の快適装備
オートエアコンや、キーレスプッシュスタートシステムなど基本的な快適装備は付いています。
その為、豪華という印象はないですが十分な装備は付いています。
走りの特徴
5MTはショートストロークで軽く、カチっとしたフィーリングを持っています。
AGSに関してもターボRSで使われていたものをさらに改良してよりスポーティな仕様となっています。
また、ボディ剛性はかなり高く、引き締まった足回りをしっかりと受け止めてくれるため硬さの割りに乗り心地の悪さはさほど感じません。
但し、片輪だけ凹凸に乗るような場合は良いのですが、両輪が連続して凹凸に乗るような状況(減速帯がど)ではボディ剛性が若干足りず、ボディがねじれる感覚が出てきます。
意外に感じるかもしれませんが、とても高い高速直進安定性を持っており、高速道路での走りは軽自動車というより良くできたコンパクトカーのような印象すらあります。この辺りは高いボディ剛性の成せる業でしょう。
ロールに関しては着座位置が高いのと全高に対して車幅が狭いことがデメリットとなっており、大きくロールする感じに慣れるまでは少々不安を覚えるかもしれません。
慣れてしまえば、ロールスピードもしっかり制御されており、とても粘る良い脚で楽しく走ることができるでしょう。
パワーに関してはエンジンのしっかりしたトルクにより一般道でパワー不足を感じる場面はあまりないと思います。
アクセルに対するエンジンのレスポンスは良いのですが、アクセルのセッティングが非線形で踏みはじめに多めに開くセッティングとなっているため慣れるまでは戸惑うかもしれませんが、アクセルに対しての反応は素直なので慣れればとても素直に反応してくれます。
総評
安全装備や快適装備など欠点はあるものの、そうした欠点をまったく問題視させないほどの高い走りの質感を持った車です。
とても軽自動車とは思えないフィーリングを持っていて、コンセプトがまさにこの車を表しているといっても過言ではありません。
走るのが楽しく、レカロシートにより疲労もとても少なく、どこまでも走っていけるような不思議な車です。
運転が好きな人には是非一度は乗って欲しい車だと感じます。
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