2018年10月に改良型が発売されたスバルXVの特徴を解説していきます。
スバルXVってどんなクルマ?
コンセプト
”Fun Adventure”をコンセプトに、洗練されたデザインとSUVとしての走行性能、さらにアイサイトをはじめとする安全性能を兼ね備えた車として開発されました。
特徴
スバルといえばフルタイム4WDですが、XVでは全グレードフルタイム4WDのみとスバルらしさが表れたモデルとなっています。
さらに、近年のスバルの象徴となっている自動ブレーキを含む先進安全機能”アイサイト”も全車標準装備となっている点も見逃せません。
インプレッサで採用された対歩行者事故での被害を軽減するために対歩行者用エアバッグも標準装備となっています。
”アイサイト”を造ったスバルだからこそ、そうした安全性において手を抜かない姿勢もスバル車の特徴です。
そしてスバルで忘れてはいけないのが水平対向エンジン。
XVでも水平対向4気筒エンジンを積んでいます。
水平対向エンジンはエンジンの重心が低くなるため安定した操縦性能が得られます。
こういった理由からポルシェ911も水平対向エンジンを採用しているのです。
安全性と高級感を兼ね備えたクルマ、それがスバルXVです。
グレード構成
1.6i EyeSight / 1.6i-L EyeSight / 2.0i-L EyeSight / 2.0i-S Eyesight / Advance
この5グレード構成となっています。
価格
1.6i EyeSight
2,138,400円
1.6i-L EyeSight
2,268,000円
2.0i-L EyeSight
2,505,600円
2.0i-S EyeSight
2,700,000円
Advance
2,829,600円
パワートレーン
1.6i EyeSight / 1.6i-L EyeSight
1.6L水平対向4気筒エンジンにトランスミッションとしてCVTを組み合わせたグレードです。
エンジンは115PS / 6200 rpmを発揮します。
2.0i-L EyeSight / 2.0i-S Eyesight
2.0L水平対向4気筒直噴エンジンにトランスミッションとしてCVTを組み合わせたグレードです。
エンジンは154PS / 6000rpmを発揮します。
Advance
2.0L水平対向4気筒直噴エンジンにモーターを組み合わせ、トランスミッションはCVTを使用しています。
エンジンは145PS / 6000rpm、モーターは13.6PSを発揮します。
燃費 (JC08 / WLTC )
1.6i EyeSight
16.2 / -
1.6i-L EyeSight
16.2 / -
2.0i-L EyeSight
16.4 / -
2.0i-S EyeSight
16.0 / -
Advance
- / 19.2
※単位はkm/L
2018年10月の改良ポイント
グレード構成
新規グレードとしてハイブリッドシステムを採用する”Advance”が追加されました。
“Advance”は2.0リッター水平対向4気筒エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドとなっており、専用デザインを採用し燃費性能を高めた最上級グレードです。
装備の面では”2.0i-S EyeSight”とほぼ同じとなっています。
ただし、”Advance”にはアクティブグリルシャッターが装備されており燃費性能の向上に役立っています。
デザイン
“Advance”専用デザインが追加されました。
安全装備
アイサイトに関してはVer.3となっています。
ただし、1.6i EyeSightを除いた4グレードに後退時自動ブレーキ(RAB)が標準装備されました。
また、1.6i EyeSightを除いた4グレードにアイサイトセイフティプラス(視界拡張)が新たにオプション設定されました。
これは助手席側ミラー下にカメラをつけ、前輪から助手席横にかけての死角を減らすサイドビューモニターを装備するオプションです。
アイサイトセーフティプラス(運転支援)は単独で装備できますが、アイサイトセイフティプラス(視界拡張)はアイサイトセイフティプラス(運転支援)とセットオプションとなります。
快適装備
オートビークルホールド機能が追加されました。
この機能をオンにしておくと停止後にブレーキペダルを離しても停止状態を保持してくれます。
ブレーキランプも点灯しつづけるため、サイドブレーキやPレンジを使うよりも安全性が向上します。
発進時にはアクセルを踏み込めば自動的にホールド状態は解除されます。
アクティブグリルシャッターとは?
フロントにあるグリル内にシャッターを設置し、エンジンの温度が適正な範囲にある際にはシャッターを閉じます。
これによって空力性能を向上させ燃費を向上させる機能です。
グレードごとの特徴
全グレード共通
すべてのグレードでサイド/カーテンエアバッグが標準装備となっています。
更に、アイサイトVer.3も一部機能を除いて全車標準装備となっており安全性能に関してはどのグレードでも十分な装備となっています。
電動格納式ドアミラーやフルオートエアコンなども標準装備となっていてどのグレードを選んでも極端に不便さを感じることはないでしょう。
さらに、最廉価グレードでもシートリフターが装備されており、小柄な女性でも安全なドライビングポジションが取れるようになっています。
ヘッドライトは”1.6i EyeSight / 1.6i-L EyeSight / 2.0i-L EyeSight”にハロゲンヘッドライトが標準装備、LEDヘッドライトがオプション設定となっています。
“2.0i-S Eyesight / Advance”にはLEDヘッドライトが標準装備となります。
1.6i EyeSight
とにかく低価格でXVが欲しいという方向けのグレードです。
安全装備に関しては後退時自動ブレーキが非装備となっていたり、アイサイトセイフティプラスが装備できないなどの欠点はあるものの、現代の安全性の高い車の基準を満たす十分な安全装備が装備されています。
キーレスアクセス&プッシュスタートは装備不可となっており、使い勝手ではややマイナス面も。
パドルシフトやX-MODEなどの走りに関する部分も省略されているため、走りにこだわる人は避けたほうが良いでしょう。
UVカットガラスもオプションとなります。
1.6i-L EyeSight
高級感では劣るものの実用性の部分では上級グレードと遜色のないベーシックグレード。
後退時自動ブレーキやパドルシフト、X-MODEも標準装備となります。
キーレスアクセス&プッシュスタートはオプション設定となっていますが、他装備とセットオプションとなります。
安全装備を充実させたい場合、このグレードにオプションを装着したほうが”2.0i-L EyeSight”よりも若干安くなります。
エンジンパワーが若干不足気味ですが、高級感より実用性を重視する人向け。
2.0i-L EyeSight
2.0Lエンジンによるパワーと高級感を備えた標準グレード。
高級感と2リッターエンジンは欲しいけど18インチホイールは必要ないという人にオススメ。
2.0i-S EyeSight
“2.0i-L EyeSight”にアルミスポーツペダルや18インチホイールなどスポーティさを加えたグレード。
本革シートを選択せずにパワーシートを選択できる。
Advance
XV唯一のハイブリッド車グレード。
装備自体は”2.0i-S EyeSight”とほぼ同じだが、外装・内装デザイン共に若干変更されていてプレミアム感もある。
高級感があり燃費もよいグレード。
オススメグレードは?
私のオススメグレードは”1.6i-L EyeSight”です。
価格的に安く、安全装備などオプション装備をつけてもお得感があります。
ただし、アンダーパワー感はどうしてもあるため、より良い高級感を求める方や、坂道や高速道路での走行が多い方には”2.0i-L EyeSight”がオススメです。
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