今回は2018年11月に改良されたスズキハスラーの特徴を解説していきます。
スズキハスラーってどんなクルマ?
コンセプト
スズキハスラーのコンセプトは “アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー”
軽自動車としての使いやすさは維持したまま、雪道を走る方やアウトドアなどレジャーでクルマを使う方にとって使いやすい車となるように設計されたクルマです。
特徴
軽自動車ながらSUVらしいデザインが特徴です。
同時に175mmの最低地上高(FF車は180mm)やAグレードを除いた4WD車に採用されているヒルディセントコントロール、グリップコントロールなどSUVらしい仕様になっています。
さらに、CVT仕様だけではなく5MT仕様も存在するなどスズキらしいグレード構成になっているところも特徴です。
自動ブレーキを含む予防安全装備に関してもAグレードを除くCVT車に全車標準装備となっているなど充実しています。
ただし、サイドエアバッグやカーテンエアバッグに関してはオプションでも装備不可能となっているなど設計の古さが感じられる部分も存在します。
Aグレードを除くCVT車には “S-エネチャージ”が採用されています。
グレード構成
A [ 5MT / CVT ] ( FF / 4WD )
G [ 5MT / CVT ] ( FF / 4WD )
Gターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
J [ CVT ] ( FF / 4WD )
Jターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
価格
A [ 5MT ] [ CVT ]( FF / 4WD )
1,100,520円 / 1,221,480円
G [ 5MT ] ( FF / 4WD )
1,197,720円 / 1,313,280円
G [ CVT ] ( FF / 4WD )
1,323,000円 / 1,449,360円
Gターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
1,409,400円 / 1,535,760円
J [ CVT ] ( FF / 4WD )
1,485,000円 / 1,611,360円
Jターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
1,578,960円 / 1,705,320円
パワートレーン
A [ 5MT ] [ CVT ], G [ 5MT ]
660CC 直列3気筒 吸排気VVT付エンジン
52PS / 6500rpm
6.4kg-m / 4000rpm
G [ CVT ] , J [ CVT ]
660CC 直列3気筒 吸排気VVT付エンジン + ISG (モーター機能付発電機)
エンジン
52PS / 6500rpm
6.4kg-m / 4000rpm
ISG (モーター機能付発電機)
2.2PS / 1000rpm
4.1kg-m / 100rpm
Gターボ [ CVT ] , Jターボ [ CVT ]
660CC 直列3気筒 VVT付ターボエンジン + ISG (モーター機能付発電機)
エンジン
64PS / 6000rpm
9.7kg-m / 3000rpm
ISG (モーター機能付発電機)
2.2PS / 1000rpm
4.1kg-m / 100rpm
燃費 (JC08)
A [ 5MT ] ( FF / 4WD )
24.8 / 24.2
A [ CVT ] ( FF / 4WD )
26.6 / 25.6
G [ 5MT ] ( FF / 4WD )
26.4 / 25.6
G [ CVT ] ( FF / 4WD )
32.0 / 30.4
Gターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
27.8 / 26.2
J [ CVT ] ( FF / 4WD )
32.0 / 30.4
Jターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
27.8 / 26.2
※単位はkm/L
安全装備
まず、自動ブレーキなどを含む予防安全装備”スズキセーフティサポート”に関してはAグレードを除いたCVT車に標準装備となっています。
ハスラーの自動ブレーキシステムはデュアルカメラブレーキサポートとなっていて、最近のスズキ車に使われているデュアルセンサーブレーキサポートとは異なっています。
ハスラーのシステムは二つのカメラを使ったシステムで、対象はクルマと歩行者となっており最新のクルマと比べても遜色ない内容になっています。
サイドエアバッグが装備できないなど基本設計の古さを感じてしまう部分もあり、万全とはいえないまでも十分な安全装備が付いていると言えるでしょう。
ハスラーの予防安全機能一覧
デュアルカメラブレーキサポート
車線逸脱警報機能
誤発進抑制機能
ふらつき警報機能
ヒルディセントコントロールって何?
雪などで滑りやすい状態の急な坂道をゆっくり下るときに使うことができるシステムです。
滑りやすい急な坂道を下る際にはクルマが不安定になる可能性があります。
通常のブレーキでもABSが作動するためある程度は安定していますが、4つのタイヤの回転が止まってしまったりするとABSが作動しなくなり危険な状況になることがあります。
そういったことを防いでくれるシステムがヒルディセントコントロールです。
このシステムではクルマ側が4輪を独立してブレーキ制御できるため人間がブレーキペダルを踏むよりも緻密なブレーキ操作ができます。
シフトレバーが”R” “L” “M”の位置にあって、車速が25km/h以下の時にスイッチを押すとスタンバイ状態になります。(”M”の場合はギアが1速か2速の時)
作動中はアクセルを踏んでいない状態で7km/h以上になると自動的にブレーキをかけて7km/hに保ちます。
グリップコントロールって何?
滑りやすい道で発進が難しいときに積極的に駆動力や4輪のブレーキ制御を行うことでタイヤの空回りを減らして発進を助ける機能です。
S-エネチャージって何?
リチウムイオンバッテリーを積み、エンジンの発電機(オルタネーター)にエンジンパワーをアシストする機能を付けたISG(モーター機能付発電機)を組み合わせたシステムです。
プリウスなどの本格的ハイブリッド車に比べるとかなり簡易的なシステムでモーターの力は弱いものの、価格も安く積みやすく軽自動車に最適なシステムとなっています。
アイドリングストップによるエンジン始動時にISGを使うためエンジンをかける音が静かなことも特徴です。
改良されたポイントは?
まず、従来存在した “X” “Xターボ”グレード が無くなり、代わりに “J” “Jターボ”グレードが加わりました。
更に外装、内装色の変更や、”A” グレードを除く全車にステアリングスイッチ、6スピーカーを標準装備しました。
さらに、”A” グレードと “G” グレードの5MT車を除く全車にリモート格納ドアミラーが標準装備されています。
さらに、スズキセーフティサポートを “G” グレード と “Gターボ”グレードに標準装備としたことは大きなポイントでしょう。
グレードごとの特徴
A [ 5MT ] [ CVT ] ( FF / 4WD )
価格を重視する人に向けた廉価グレード。
燃費向上対策であるS-エネチャージをはじめ、キーレスプッシュスタートシステムや運転席シートの高さ調整機構、リアシートヘッドレストなど多くの装備が省かれたグレードになっています。
4WD車ではヒルディセントコントロールやグリップコントロールも省かれています。
屋根の色が白または黒になる2トーンルーフ仕様が存在しない唯一のグレードです。
アイドリングストップシステムも装備されません。
G [ 5MT ] [ CVT ] ( FF / 4WD )
基本的な装備が付いたベーシックグレード。
HIDヘッドライトやオートライトなどの装備はオプションとなっているものの、十分な装備は付いているグレードです。
CVT車には燃費向上策であるS-エネチャージが装備されますが、5MT車には装備されません。
スズキセーフティサポートもCVT車には標準装備となりますが、5MT車には装備されません。
価格と装備のバランスが良いグレードです。
5MT車にもアイドリングストップシステムが装備されます。
Gターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
Gグレードのターボバージョンです。
パワーが上がったためフロントブレーキディスクがベンチレーテッドディスクになっています。
J [ CVT ] ( FF / 4WD )
高級感のある上級グレード。
本革巻きステアリングホイールなど高級感のある装備が追加されています。
更にHIDヘッドライトも標準装備となっているなど装備も充実しています。
よりシックで落ち着きのあるブラックインテリアパッケージがオプション設定されています。
ブラックインテリアパッケージではエアコンがナノイー搭載となります。
Jターボ [ CVT ] ( FF / 4WD )
Jグレードのターボバージョンです。
パワーが上がっている為、フロントブレーキディスクがベンチレーテッドディスクとなります。
また、CVT車でもギアを選ぶことができるパドルシフトも標準装備されるため、MT車には乗れないけれどマニュアルシフトはしたいという人にオススメのグレードでもあります。
さらに、高速道路での走行が楽になるクルーズコントロールも標準装備です。
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