今回から定期的に予測運転の仕方を具体例とともに解説していきます。
予測運転は大切ですが、どこをどう予測すればよいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
今回から私が普段している予測運転の一部をお見せしていきたいと思います。
※この記事は特定のドライバーに対しての誹謗中傷を目的とするものではなく、予測運転について理解を深めてほしいという願いのもと執筆されています。
“人は誰しもミスを犯すものである”
この考え方こそが予測運転に必要な考え方なのです。
今回の状況
あなたは片側2車線の道路を直進しています。
自車の車線は流れが良いですが、右側の車線は先が詰まったため流れが悪い状態です。
ここでは何を注意するべきなのでしょうか?
注意点
- 先の信号は青。
- 先の交差点で右折車線の存在を示す標識がある。
- 自車の車線も流れが悪くなる可能性があるのでタクシーの前のバンが停車しないか注意する。
- 右側の車線からクルマが入ってくる可能性があるのですぐに減速できるよう注意する。
- オートバイが後ろからすり抜けてくる可能性があるため後ろにも注意する。
- 右側の車線は最後尾のクルマのブレーキランプは点いているが、その前の車のブレーキランプは点いていない。
このようなところが運転中に注意すべきポイントです。
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この後どうなった?
こちら側の車線の流れは止まりませんでしたが、右側車線の白いバンが車線変更してきました。
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注意点
- 白いバンは加速している為、自車はあまり減速しなくても衝突の危険はなさそう。
- 自車の車線も流れは良い。
- 右側の車線の流れは悪い。
- 先の信号はまだ青。
- 白いバンが車線変更する瞬間に白いバンの前の銀色のクルマがウインカーを出している。
それだけでは終わらない
その後、白いバンと銀色のクルマがぶつかりそうになり白いバンが急ブレーキをかけました。
事前に銀色のクルマのウインカーが確認できていたため自車は余裕をもって対処することができましたが、場合によっては玉突き事故の危険性もあった危険な事例です。
ポイント
- 周りのクルマのウインカーやブレーキランプなどをしっかり確認する。
- 前が詰まっている状態で1台が車線変更したときには他のクルマも車線変更をする可能性がある。
- 前に入られたとしても車間を詰めるのではなく、できるだけ適切な車間を維持するように務める。
今回の事例では前のタクシーとの車間距離を詰めることで危険な割り込みを予防することも可能となりますが、その場合無理やり入られてしまった時に今回以上に危険な状況に陥ります。
落ち着いて周りのクルマの挙動やウインカーなどをよく見ることで事故を予防することができるでしょう。
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