渋滞時のハザードランプ、いつ点けていますか?
人によってバラバラな点灯タイミング
渋滞時にハザードランプを点けるというのは知っていても、タイミングはドライバーごとにバラバラだったりしますよね。
止まった時にハザードを点けたり、タイミングが早いドライバーなら渋滞が分かった段階でハザードを点けたり。
しかし、ハザードランプを点ける意味を理解すると自然と点灯タイミングも決まります。
渋滞時にハザードランプを点ける意味
ハザードランプは日本語だと非常点滅表示灯と呼ばれます。
本来は故障などでやむを得ず停車しなくてはいけないときや、夜間駐車する際に使うものです。
しかし、走行時にも後続車に注意喚起を示す意味で点灯させることがあります。
まさに渋滞時がその状況に当たり、後続車に渋滞の存在を知らせる意味があるんですね。
ブレーキランプだけでは不十分
減速をすればブレーキランプが点きますから、減速そのものを後続車に知らせることはできます。
しかし、ブレーキランプだけでは通常の減速と区別がつきません。
つまり、渋滞を知らせることはできないんですね。
そこで登場するのがハザードランプです。
ハザードランプで通常とは違う減速を示す
渋滞時の減速というのは普通の減速とは違って、停止もしくは停止に近い状態まで急激に速度が落ちます。
もし、後続車が通常の減速だと思ったままだと急激な減速に対応できないことも。
そこでハザードランプを点灯させることでこれから行う減速が、通常とは違うことを後続車に知らせることができます。
事前に減速することを知らせる
高速道路を走っている時というのは単調で注意力も落ちていることがあります。
速度も速いので渋滞時のように減速量が大きいときには一瞬反応が遅れるだけでも追突事故に繋がるでしょう。
ハザードランプは注意力が落ちたドライバーに事前に減速することを教える意味もあります。
後続車が減速に気づいているか確認する
追突事故の原因は急激な減速に対応できないことです。
つまり、減速に気づくのが遅れてしまうのが原因なんですね。
しかし、もし後ろのクルマが自車に合わせてハザードランプを点けていれば減速に気づいているという目安になります。
ハザードランプというのは後ろのクルマが減速に気づいているという証拠なんですね。
停止後により目立たせる
ブレーキランプだけで止まっている時に比べてハザードランプが点いていれば目立ちやすくなります。
つまり、ぼーっとしていても停止車両に気づく可能性が高くなるということになります。
とはいえ、ブレーキランプが点いて停止しているクルマを見落としているドライバーに対してハザードランプがどの程度効果があるかは疑問ですが。。。
とはいえ、ブレーキランプのときより目立つことは確かです。
ハザードランプはいつ点ければ良い?
先ほど解説した通り、渋滞時のハザードランプは後続車に渋滞の存在を知らせるのが目的です。
ですからハザードランプは渋滞を見つけたらすぐにつけ始めるのが良いでしょう。
早ければ早いほど良いとも言い切れませんが最低限ブレーキを踏み始める前に点ける必要がありますし、遅いよりは早いほうが安全ですから早め早めに点けることを意識しましょう。
また、ハザードランプを早めに点けることで後続車以外の周りの車両に対して早めに渋滞を知らせることもできます。
ハザードランプはいつまで点ける?
ハザードランプの目的は渋滞での追突事故の予防になります。
ですから、基本的に後続車がハザードランプを点け始めたら減速に気づいてくれるということなので消しても問題はありません。
消しても問題はありませんが、点けておいても問題にはなりませんから停止するまで点けっぱなしというのも有りでしょう。
個人的には自分のクルマが停止した後、後続車が停止する直前までハザードランプは点け続けます。
もったいない精神は危険
ハザードランプを長くつけているとなんか無駄なことをしているように見えて恥ずかしく感じることもあるかもしれません。
しかし、あなた自身の安全にかかわることなんです。
他の誰も責任は取ってくれません。
追突されたら被害を受けるのは自分なのですから、恥ずかしさよりもいかに安全に運転できるかを考えてハザードランプを点けるタイミングを決めるようにしましょう。