軽自動車が危険と言われるのはなぜ?

軽自動車というと普通車に比べて危ないという話もあります。

それはなぜなのでしょうか?

 

軽自動車は危険という一般論

一般的に軽自動車は普通車に比べて危険と言われることが多いです。

事実、事故の時には軽自動車のほうが大きな被害になることも多々あります。

そうしたこともあり、軽自動車は危ないと言われることが多いんですね。

 

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軽自動車は安いから危険なのか?

軽自動車が普通車と事故を起こしたときには軽自動車の被害が大きくなるのは事実ですが、なぜでしょうか?

価格が安いことが特徴の軽自動車ですから、価格が安いので手を抜いているのではないかと感じる人も多くいるでしょう。

しかし、事実はちょっと違います。

 

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衝突試験では安全な軽自動車

日本でもJNCAPという衝突試験が行われています。

その結果はHPで見ることができますが、近年の軽自動車は普通車と比べても安全性にそこまで大きな差はありません。

背が高いクルマも多いですから横転しやすいといった欠点はあるものの、ぶつかった時の壊れやすさという点では軽自動車もそれほど変わらないんです。

 

トラックとぶつかると普通車も危険

トラックと乗用車が正面衝突している事故をテレビなどで見たことありますよね。

大抵の場合、乗用車が酷く壊れているのにトラック側はそれほど壊れていないと思います。

ではトラックが頑丈なのかというと、トラック同士の事故ではトラックもひどく壊れてしまったりするんですね。

実は軽自動車と普通車の事故でも同じことが起こっているんです。

 

キーワードは重さと高さ

クルマ同士の事故の時、一番大きく影響するのが重さです。

実は衝突試験では同じ重さのクルマと正面からぶつかった時や、壁にぶつかった時、それから1300キロの乗用車が横からぶつかった時(2017年までは950キロ)などを想定したものになっています。

それよりも重たいクルマがぶつかった時には試験の結果よりも被害が大きくなってしまうんですね。

また、横からぶつけられたときにぶつけられた相手がミニバンやSUVなど背の高いクルマの場合にも被害が大きくなります。

つまり、基本的に大きいクルマと小さいクルマがぶつかると小さいクルマのほうが被害が大きくなるんですね。

 

装備の差があることも

軽自動車の場合、普通車に比べると安全装備なんかが少ないこともよくあります。

特に差が大きいのが横からぶつけられた時で、軽自動車の場合サイドエアバッグやカーテンエアバッグといった横からの衝突で身を護るエアバッグを付けられないことも少なくないんです。

このあたりはユーザーにアピールしやすい便利装備を優先して装備しているので手を抜いていると判断してもいいかもしれません。

サイドエアバッグの場合ドアと座席の距離が近いと逆に被害が大きくなることもあるようなので仕方ないにしても、SUVやミニバンが多い現代ではカーテンエアバッグは必須の装備でしょう。

最近になって標準装備になることも増えてきましたから以前に比べると軽自動車の安全性も高くなっています。

 

サイズの小さいクルマは不利

サイズの小さいクルマの場合、室内スペースを広くするために安全性が犠牲になりがちです。

これに関しては軽自動車だけではなくコンパクトカーなどでも同じで、小さいクルマでは強度を確保しにくくなってしまうんですね。

小さいクルマが悪いのではないけれども・・・

軽いことから被害が大きくなる軽自動車ですが、軽いクルマが悪いわけではありません。

重たいクルマのほうが安全ではありますが、重たいクルマは環境にも悪く道路に対しても悪影響が大きいです。

これから環境に対しての要求が厳しくなるのですから、軽いクルマを悪者にするのではなく重たいクルマを減らしていく努力も大切でしょう。

この先、重たいバッテリーを積んだ電気自動車が増えていく可能性も高いですから他車に対しての安全性というのももっと考えるべきでしょう。

とはいえ事故になった時には小さいクルマの被害が必ず大きくなります。

それはコンパクトカーだろうが軽自動車だろうが高級車だろうが同じです。

特にサイズが小さいクルマは安全のために使えるスペースやお金も限られていることから、どうしても犠牲になる部分というのは存在します。

サイズが小さいクルマを買う時には便利装備よりも安全装備を重視するなど工夫をしてクルマ選びをすることが大切です。

今話題になるのは自動ブレーキのような予防安全技術ばかりですが、事故を完璧に防げるわけではありませんからぶつかった時の安全性だって重要なんです。

また、そもそも事故を起こさないことが一番大切ですから運転技術を磨いたり、ドライバートレーニングを受けたりすることも重要なんですね。

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