MT車で信号待ちから素早く発進するコツ

マニュアル車でAT車の発進に付いていくのって大変ですよね。

今回は素早く発進するコツについてです。

MT車で素早く発進するコツ

  • 事前に発進準備をする
  • ブレーキを離した瞬間にクラッチペダルを動かし始める
  • 適切なエンジン回転数から発進する
  • 半クラッチが終わったらアクセルをさらに踏み込む
  • 加速に合わせたシフトアップをする

以上の4つがMT車で素早く発進するコツです。

文字で書くと簡単ですが、実践するとなるとある程度練習は必要になると思います。

ではそれぞれなぜ重要なのか?ポイントについても解説していきます。

 

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素早く発進するためのポイント

発進準備

まず、MT車の場合には発進の際にギアを入れることが必要です。

AT車ではDレンジのままであればそのまま発進できますから最初の段階で作業が多いんですね。

最初の段階で遅れてしまうと発進した後に後れを取り戻すのは大変ですから、まずはその段階で遅れないようにするのが大切です。

交差する信号や歩行者用信号が見えればそれを目安に発進準備をするのも良いでしょう。

 

ブレーキペダルを離す瞬間からクラッチペダルを動かし始める

MT車で素早く発進する場合にはブレーキペダルを離してから実際にクルマが動きだすまでの時間も大切です。

クルマが動きだすまでの時間を短くするためにブレーキペダルを離す瞬間からクラッチペダルを動かしはじめると良いでしょう。

ただし、そこで半クラッチ状態にしてしまうとエンストしてしまったりエンジン回転数が低すぎて発進加速が遅くなってしまうので、半クラッチになるかならないかくらいの状態までにしておくようにしましょう。

そして、アクセルペダルを踏み始めてから本格的な半クラッチ状態を作るようにします。

 

半クラッチ時はアクセル控えめに

発進で急ごうとするとアクセルペダルを思い切り踏み込みたくなってしまうと思います。

しかし、半クラッチ中にアクセルペダルを強く踏みすぎるとクラッチ焼けの原因になることも。

アクセルペダルの踏み込み量は”普段の発進+α”程度に抑えておくと良いでしょう。

 

半クラッチが終わったらアクセルを踏み込む

発進時のアクセル操作というのは控えめなものになっていますから、アクセルをそのままで加速してしまうと加速が遅くなってしまいます。

AT車についていくためには発進が終わったら即座にアクセルを深く踏み込まないといけないんですね。

かといって、まだ半クラッチをしている時にアクセルを深く踏み込みすぎるとクラッチ板の摩耗が進んだり、クラッチ板を焼いてしまうことになります。

加速するときにはクラッチが完全につながってからアクセルを強く踏み込むようにするとクラッチ板の減りを抑えることができますから、発進と加速を分けて考えると良いでしょう。

 

シフトアップは加速に合わせる

免許を取った時には1速ギアで動き始めたらすぐに2速ギアに入れてしまうという風にしていた方もいるかと思います。

確かにゆっくり走るときにはその方がスムーズに走りやすいというメリットがありました。

しかし、動き始めてすぐに2速ギアに入れてしまうとエンジンの力が足りなくて初期の加速が遅くなってしまいます。

また、ギアチェンジのタイミングが早すぎるとギアが入りにくくなったりしてしまうことがあります。

これはエンジン回転数が低すぎることが原因です。

エンジン回転数が低すぎるとパワーが足りない上に振動も多いので加速が遅くなったり、ギアが入りにくくなってしまうんです。

ですから、発進したら1速ギアでエンジン回転がある程度上がるまで加速してから2速ギアにシフトアップすると素早く加速することができます。

どれくらいまでエンジン回転を上げるかは加速の度合いとエンジンのパワーによって変わります。

しっかり加速をするのであればエンジン回転数が3500回転を超えるくらいまで(場合によっては4500回転近くまで)エンジンを回してからギアチェンジをすると良いでしょう。

普段から低すぎるエンジン回転数(2000回転~2500回転)で無理やり強く加速させていると1速ギアや2速ギアにシフトダウンしにくくなったり、2速ギアに入りにくくなるので注意してください。

 

 

クラッチを素早く繋ぎすぎない

素早い発進をしようとすると半クラッチを短くしようとしてクラッチペダルを素早く戻してしまうことがあります。

そうするとクラッチが素早く繋がるので半クラッチの時間は短くなりますが、あまりに素早く繋ぎすぎるとエンジンの強い振動がMT本体に伝わってシンクロに悪影響があるんです。

また、エンジンの強い振動はクラッチ板にも悪影響があるのでできれば避けたほうが良い状況です。

素早い発進をする時にもできるだけスムーズにクラッチが繋がるように発進することが大切でしょう。

エンジンパワーがクラッチの摩擦力に負けている時はクラッチが完全に繋がるまでエンジン回転数が下がり続けます。

つまり、クラッチが繋がるときに完全にクラッチが繋がるまでエンジン回転数が下がり続けるようだとクラッチを素早く繋ぎすぎなんですね。

半クラッチを始めた直後はエンジン回転数が下がっても良いですが、半クラッチ中にどこかのタイミングで一定のエンジン回転数を維持するように半クラッチ操作をしましょう。

エンジン回転数を一定にして速度が追い付いてくるのを待つイメージです。

 

エンジン回転数が低すぎないように注意する

素早い発進の時にもエンジン回転数が低い状態で半クラッチをしたほうがクラッチ板の摩耗が少なくなります。

しかし、そうするとエンジンの振動が大きくなってしまいクラッチ板に付いているスプリングやシンクロに悪影響があります。

最低限、アイドリング回転数(停止時に何もしていないときのエンジン回転数)は下回らないように注意しましょう。

 

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パワーのないMT車でAT車に追いつくのは難しい?

そんなことはありません。

ペースの早い流れにはそれなりにエンジンを回す必要がありますが、付いていけないことはありません。

MTで難しいのは発進から加速体制になるところで、失敗すると加速が遅くなったりガクガクしてしまったりするところでしょう。

パワーのない軽自動車であっても普通に走っているクルマには普通についていくことができますし、ペースが速いクルマの後ろでもエンジンをしっかり回せば付いていくこともできます。

 

1速ギアでは丁寧なアクセル操作が大切

1速ギアで強く加速するときにはアクセル操作に気を付けないといけません。

1速ギアというのはパワーがあるのでアクセル操作に対して敏感にクルマが反応します。

つまり、大雑把なアクセル操作をするとガクガクしてしまうんです。

1速ギアで加速するときにはいつも以上に丁寧なアクセル操作をしましょう。

 

1速ギアはエンジンブレーキが強い

1速ギアが使いにくい理由の一つにエンジンブレーキが強いというものがあります。

1速ギアはエンジンの力を使える反面、エンジンブレーキも強くなってしまうんですね。

そのせいでアクセルを離したときにクルマがガクガクとしてしまうのが1速ギアの難しさです。

1速ギアの時に減速が必要なときには丁寧にアクセルペダルを戻すか、クラッチペダルを踏んでエンジンを切り離してしまう必要があります。

もしくは減速が必要になりそうなら即座に2速ギアにシフトアップしてしまうのも手でしょう。

 

工夫も大切

MT車は自由度が高いのがメリットですから、どんな操作が最も良いのかいろいろ試してみるのも大切です。

ここではあくまで私が分析した考えを載せていますが、絶対的な正解というわけではありません。

正解は一つじゃないですから、自分なりに走りやすい方法を模索しましょう。

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