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AT車で事故を起こさない方法。AT車はどこが危険?

投稿日:2019年5月24日

踏み間違いによる悲惨な事故が多いですよね。

今回はAT車で危険な部分を原因と対処法で解説していきたいと思います。

 

AT車の定義

今回扱うAT車は2ペダル車のことを指します。

その為CVT、従来型AT、クラッチレスMTなども今回は含めて解説していきます。

 

AT車の危険な部分

まず、AT車でどういった挙動が事故につながりやすいのか一覧で見てみましょう。

  • “クリープ現象”がある
  • アクセルを踏むだけで加速ができてしまう
  • ギアの入れ間違いをしやすい
  • 車種によってシフト操作の仕方が変わる
  • 車種によってはブレーキを踏まなくてもシフトできてしまうことがある

このような部分がAT車の危険なところです。

では次にどう危険なのか解説していきたいと思います。

 

クリープ現象って何?

クリープ現象とはギアをDやRに入れた状態でブレーキを離すとアクセルを踏まなくてもクルマが動きだす現象のことです。

クリープ現象は従来型のトルクコンバーターを使ったAT車特有の特性です。

AT車はギアが常につながった状態です。

そのままでは停止した際にエンジンが止まってしまいます。(エンストといいます)

そこで、オイルで満たされたトルクコンバーターを挟むことでエンストを回避しているんです。

トルクコンバーターについてはこちらの動画がわかりやすいと思います。

 

このトルクコンバーターがあるおかげでMT車にあるクラッチ操作がいらないんですね。

そして、ギアは常につながったままですからブレーキを離せばクルマは動きだします。

それがクリープ現象です。

クラッチレスMTや最近流行りのツインクラッチ式ATでは構造上クリープ現象は発生しません。

しかし、AT車に慣れた方のためにあえてクリープ現象を作り出している車種が多いです。

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クリープ現象は何が危険なのか?

クリープ現象の危険なポイントはドライバーの意思に関係なくブレーキを離せば動き出してしまうという点です。

例えば、信号待ちでブレーキが緩めばクルマが気づかないうちにゆるゆると進んでしまい、前のクルマに追突してしまうことがあります。

また、ギアを入れるつもりがないのに、シフトレバーに手が触れてしまって間違ってギアが入ってしまえばクルマが勝手に動き出してパニックになり踏み間違い事故にもつながります。

 

アクセルを踏むだけで加速ができることの危険

これが危険なのは踏み間違いをした時です。

例えば、MT車ではアクセルを踏むのと同時にクラッチを離さなければ発進ができません。

そもそも、ギアを入れるのにもクラッチ操作が必要ですから複雑な分操作ミスの可能性も減ります。

しかし、AT車ではギアさえ入ればアクセルを踏むだけで加速ができます。

さらに、Pレンジからはブレーキを踏まなければ入らないようになっていますが、Nレンジからはブレーキ操作なしでギアが入るクルマも多いです。

もしNレンジからDレンジに間違って入ってしまった場合クルマは勝手に動き出し、それに加えて踏み間違いをすればそのまま加速していき悲惨な事故につながります。

 

ギアの入れ間違いをしやすい

実はギアの入れ間違い自体はMT車でもあります。

しかし、クラッチを繋いだ時点で気づいてクラッチを切るので事故につながる可能性というのは限りなく低いのです。

それに対してAT車ではギアが入った段階でクルマは動きますし、踏み間違えてアクセルを踏んでしまえばそのまま加速をしてしまいます。

また、Pレンジからはブレーキ操作が必要でもNレンジからはブレーキ操作が必要ない車種も多く、ギアの入れ間違いの可能性は高いのです。

 

車種によってシフト操作の仕方が変わる

従来はPRNDが一直線になっている車種が多かったです。

そこからメルセデスベンツが採用したジグザグのパターンを採用するメーカーも多くなりました。

そして、最近ではメーカーとしてもデザインの自由度が高く機械的な機構が必要がないスイッチ式のシフトレバーを採用する車種も多いです。

スイッチ式のシフトレバーの欠点はメーカーや車種によって操作方法が変わってしまうことです。

ユーザーはシフト操作の違いに戸惑いやすく、しかもシフトした後にはシフトレバーが元の位置に戻ってしまい入ったかどうかもわかりにくいです。

従来であればシフトレバーに手を置けば、手の位置でギアがどこに入っているかわかりましたが、スイッチ式のシフトレバーではそれもできません。

また、Nに入れるのにもNの位置にして一瞬待つという特殊な操作が必要な車種もあり、そういった特殊性も事故につながりやすい部分です。

 

車種によってはブレーキを踏まなくてもシフトができる

現在のクルマではPレンジからシフトする際には必ずブレーキを踏むことが必要になります。

しかし、Nレンジからの操作ではブレーキを踏まなくても入ってしまう車種があります。(結構多いです)

そういった車種の場合、Nレンジに入れた状態で停車しているとシフトノブに手が当たっただけでギアが入ってしまいます。

特に、Dレンジに関してはボタン操作も必要ないことから間違ってギアを入れやすいです。

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AT車の事故の防ぎ方

AT車の危険な部分を指摘しましたが、次にどのように防げばよいのかという点についてお話してきます。

 

AT車で事故を防ぐポイント

  • 信号待ちなどで停止した後はブレーキを踏み足す
  • Dレンジでサイドブレーキはダメ
  • 作業時には必ずPレンジを使う
  • ギアを入れたときには必ずメーターを確認する
  • ブレーキホールド機能を使うときには注意する

信号待ちなどで停止した後はブレーキを踏み足す

信号待ちなどで停止したあとはブレーキを踏み足す操作をするのが良いです。

これをすることでブレーキが緩んでクリープ現象でクルマが動きだしてしまうのを予防することができます。

思いっきり踏む必要はないですから、止まった時のブレーキの踏み具合より1センチくらい踏み足すようなイメージが良いです。

 

Dレンジでサイドブレーキはダメ

信号待ちでDレンジに入れたままサイドブレーキをかけてクルマを停止させておくのは避けてください。

これはサイドブレーキを緩めるだけで発進できてしまうことから、ブレーキの位置を確かめずに発進してしまい踏み間違いにつながりやすいからです。

さらに、サイドブレーキが緩ければエンジン回転数の変化によってクルマが動きだしてしまうこともあります。

そういった理由でDレンジに入れたままサイドブレーキは避けたほうが得策です。

 

作業時は必ずPレンジを使う

駐車場で料金を払うとき、どうしていますか?

Dレンジのまま腕を伸ばしているという方も多いのではないでしょうか?

そういった状況ではブレーキペダルを踏む力が抜けやすくクルマが進んでしまうことがあります。

さらに、体を捻っていることでブレーキペダルから足を踏み外しやすいのも問題です。

そういった時には必ずPレンジに入れてから作業をしましょう。

そうすることで不意に動き出すことを防げますし、発進時に一度ブレーキペダルにちゃんと触れることでペダル位置の感覚をリセットすることができます。

この際、Nレンジにサイドブレーキという操作はやめましょう。

Nレンジではブレーキを踏まずに入ってしまうこともありますし、サイドブレーキが緩くて動き出してしまう可能性もあります。

なのでPレンジを使うのが良いです。

料金を払うとき以外にも助手席のカバンを弄ったり、物を取るときにもPレンジを活用したほうが安全です。

 

ギアを入れたときには必ずメーターを確認する

大抵のAT車ではギアがどこに入っているのかメーターに表示されていることが多いです。

ギアを操作した際には必ずメーターのギア表示を確認してください。

これをすることでギアの入れ間違いはしなくなりますし、スイッチ式のシフトレバーを採用するクルマではギアを入れ損ねていた時にも事前に気づくことができます。

 

ブレーキホールド機能を使うときには注意する

ブレーキホールド機能は信号待ちなどで停止した後にブレーキペダルから足を離してもブレーキが保持される機能です。

近年、スイッチ式のサイドブレーキを使うクルマではブレーキホールド機能が搭載されていることも多いです。

これは便利ですが、間違ってアクセルに足を触れてしまうとクルマが動きだしてしまいますし、ブレーキペダルを一度も踏まずに発進ができてしまうことで踏み間違いを起こすリスクが高いです。

ブレーキホールド機能を使う際にはアクセルペダルに絶対に触れないように注意することと、発進時にはブレーキペダルに触れてからアクセルペダルに足を乗せるようにしてください。

こうすることで不意な発進を防げて、さらに発進時にブレーキペダルの位置を確認することで踏み間違いのリスクを減らせます。

ただし、ブレーキペダルに触れる力が強すぎるとブレーキホールド機能が解除されてしまうこともあるので注意してください。

 

AT車の事故を防ぐには心がけが大事

AT車は楽で便利ですよね。

AT車はMT車に比べ簡単で気楽に運転できますが、簡単で気楽な分事故につながりやすいという特徴もあります。

事故の加害者にならないためにも自分自身やご家族の運転をもう一度見直してみてはいかがでしょうか?

自分が運転していてヒヤッとした瞬間を思い出したりすることも大切ですし、助手席や後席に乗っている時にも少し注意して事故のリスクを指摘することでご家族や友人が事故を起こすリスクも減らせます。

そういった心がけが将来起きる事故を減らすことになるんです。

 

 

 

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