
2018年8月30日にマイナーチェンジされたマツダデミオ。
今回はトヨタヴィッツと比較解説していきます。
マツダデミオの特徴
2018年8月30日のマイナーチェンジによってすべてのグレードが1.5Lエンジンになりました。
このデミオは新世代のコンパクトカーとしてクラス概念を打ち破るクルマとして開発されています。
特徴はディーゼルエンジンを積んだグレードがあること、それからMT車が幅広く用意されていることです。
このあたりはロータリーエンジンや走りにこだわるマツダらしさが表れています。
さらに、デザインにヨーロッパ車的なテイストが感じられるところも特徴的です。
走りに拘りながらわかりやすいスポーツ性ではなく、すべてのグレードで基本を詰めた設計をしてくることもマツダらしさが表れてます。
サイド/カーテンエアバッグが全車標準装備となっていることもデミオの特徴でしょう。
トヨタヴィッツの特徴
今回比較するのは2017年1月12日にマイナーチェンジされたヴィッツです。
特徴はコンパクトカーでありながらハイブリッドグレードがあること、それからガソリンエンジングレードの低価格さでしょう。
さらには”GR SPORT”というかなりスポーティなグレードが存在することもヴィッツの特徴です。
価格
マツダデミオ
1,393,200円 ~ 2,278,800円
トヨタヴィッツ
1,181,520円 ~ 2,318,760円
燃費
マツダデミオ
ガソリンエンジングレード
[15C / 15S / 15S Touring / 15S Touring L Package]
JC08:ー
WLTC:17.2km/L ~ 19.8km/L
[15MB]
JC08:19.2km/L
WLTC:-
ディーゼルエンジングレード
JC08:22.8km/L ~ 30.0km/L
WLTC:-
トヨタヴィッツ (全車JC08モード)
ガソリンエンジングレード
[1.0F] [1.0Jewela]
21.6 km/L ~ 24.0 km/L
[1.3F] [1.3Jewela] [1.3U]
25.0 km/L ~ 18.0 km/L
ハイブリッドグレード
34.4 km/L
“GR SPORT”グレード
GR SPORT
17.2 km/L ~ 19.6 km/L
HYBRID GR SPORT
34.4 km/L
安全装備での比較
安全装備という面ではデミオが圧倒的に有利です。
まず、デミオには”アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ”が全車標準装備となっています。
対するヴィッツでは”Toyota Safety Sense”は[1.0F “Mパッケージ”] [1.0F] [1.0F “SMART STOPパッケージ”] [1.3F] [HYBRID F]の5グレードでオプション装備、ほかのグレードで標準装備となっています。
このあたりは価格差があるため、装備の有無だけではどちらがオススメとは言いにくいです。
しかも、デミオの”アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキ”とヴィッツの”Toyota Safety Sense”は両方とも歩行者とクルマに対応していて、さらに対応速度などでも非常に近いです。
ですが、デミオには対応速度を高速域まで広げる”スマートブレーキサポート”が [15S Touring] [15S Touring L Package] [XD Touring] [XD Touring L Package]の4グレードにオプション設定されています。
コンパクトカーであれば高速道路に乗ることもあります。
そういった意味で、オプション設定とはいえデミオでは対応速度を広げることができるということがポイントでしょう。
さらに、ヴィッツではサイド/カーテンエアバッグが全車オプション設定となっているのに対して、デミオでは全車標準装備となっています。
ヴィッツの一番下のグレードに”Toyota Safety Sense”とサイド/カーテンエアバッグを装備するとデミオの一番下のグレードに価格がかなり近くなります。
それ以外の部分での装備差も考えると安全装備ではマツダデミオがオススメです。
快適装備での比較
一番下のグレード同士で比較すると価格差がある分デミオのほうが充実しています。
価格差がある分単純に比較することは難しいです。
ただし、ヴィッツの一番下のグレードとなる[1.0F Mパッケージ]はかなりの装備が省かれていてミラーも手動式でパワーウインドウはフロントのみになっているなどかなりベーシックなグレードです。
その一つ上の[1.0F]ではデミオの一番下のグレードである[15C]とほぼ同じ価格になってしまいます。
デミオではオートライトも標準装備となっていて、さらにはオートワイパーも標準装備です。
走りにこだわるマツダらしくステアリングも高さ調整だけではなく前後方向に調整できるチルト&テレスコピックステアリングが全車標準装備です。
さらにデミオは全グレード1.5Lエンジンになっていてパワーに余裕があります。
そういった部分でも快適性でもマツダデミオがオススメでしょう。
燃費での比較
燃費という面で考えればヴィッツがオススメでしょう。
デミオはディーゼルエンジンによる燃費の良さを推していますが[XD]グレードでJC08モードで26.4km/Lとヴィッツのハイブリッド車の34.4km/Lに対して大きく差がでています。
また、街中での燃費はハイブリッドグレードのあるヴィッツのほうが優秀となるため燃費という面ではヴィッツが優秀です。
ガソリンエンジングレードにおいてもヴィッツの1.3Lエンジングレードはとても燃費が良いです。
ただし、ヴィッツの1.0Lエンジンはあまり燃費が良いとは言えず、パワー的にもかなり厳しいものがあるためヴィッツの1.0Lエンジン車の価格帯で選ぶのならデミオのほうがオススメです。
走りでの比較
パワーという面ではヴィッツにはハイブリッドグレードがあり、デミオにはディーゼルエンジングレードが存在するのでそれを選べば不足を感じる場面は少ないでしょう。
高速道路をよく走行したり、坂道の多い地域ではデミオのディーゼルエンジングレードかヴィッツのハイブリッドグレードがオススメです。
ガソリンエンジングレードで比較すると、ヴィッツの場合1.0Lエンジンのグレードがあり、それ以外も[GR SPORT]のグレードを除けば1.3Lエンジンを積んでいます。
排気量が少ないことによるパワー感のなさを感じる場面はヴィッツのほうが多くなります。
ただ、デミオは6ATを積んでいますが、ヴィッツはCVTミッションを搭載しており頻繁なストップ&ゴーはヴィッツのほうが得意です。
このあたりは好みもあるためどちらが良いとも言い難いですが、スムーズさが欲しいならヴィッツ、リニアな加速が欲しいならデミオが良いでしょう。
また、デミオには幅広くMT車が用意されており、さらにMT車は6速になっていることはポイントです。
ヴィッツの[GR SPORT]はスポーティな外観も相まって個性が強いです。
基本がしっかりしたベーシックなMT車が欲しいならデミオ、スポーティさが際立つMT車が欲しいならヴィッツがオススメです。
オススメはどっち?
ガソリンエンジングレードが欲しいならデミオがオススメです。
これはやはり装備も充実していますし、1.5Lエンジンによる余裕のある走りが得られます。
そして燃費が良い車が欲しいならヴィッツです。
ハイブリッドによる燃費の良さは特筆すべきポイントです。
そしてデミオのディーゼルエンジングレードのパワフルさは素晴らしいものがあります。
高速道路での走行や坂道での走行が多いならデミオのディーゼルエンジングレードがオススメです。
最後に、価格が重要であればヴィッツがオススメです。
装備は貧弱ながらもベーシックカーとして考えれば十分な装備です。
低価格を狙うならヴィッツです。
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