今回は2018年12月に改良されたプリウスとトヨタアクアの比較をしていきます。
各車の特徴
トヨタ プリウス
ハイブリッドカーといえばコレ!
誰もが知ってるハイブリッドカーの定番です。
燃費が良く、サイズも程よいプリウスはファミリーカーとしても、一人で移動するための車としてもちょうど良いクルマです。
4代目プリウスには”TNGA”が導入されていることも特徴でしょう。
2018年12月の改良によって外装デザインがより親しみやすいデザインとなりました。
さらに、安全装備に関しても “Toyota Safety Sense P” から “Toyota Safety Sense” に変わり、さらに全車標準装備となっています。
“TNGA”って何?
TNGAは “Toyota New Global Architecture (トヨタニューグローバルアーキテクチャー)”の略。
“もっといいクルマづくり”
これを合言葉として、”走る” “曲がる” “止まる” というクルマの基本要素をしっかりと設計しつつしっかりとした快適性や安全性能、スタイリングなども融合させる設計です。
トヨタ アクア
アクアは2011年に登場したトヨタのハイブリッドカー。
燃費面ではプリウスにはやや劣るものの、コンパクトさからくる扱いやすさやお手頃な価格などプリウスとは違った魅力が光ります。
グレード構成
トヨタ プリウス
E ( FF )
S / S “ツーリングセレクション” ( FF / 4WD )
A / A “ツーリングセレクション” ( FF / 4WD )
Aプレミアム / Aプレミアム “ツーリングセレクション” ( FF / 4WD )
※4WDシステムはE-Four
トヨタ アクア
L ( FF )
S ( FF )
G / G “ソフトレザーセレクション” ( FF )
Crossover ( FF )
価格
トヨタ プリウス
2,518,560円 ~ 3,478,680円
トヨタ アクア
1,785,240円 ~ 2,052,000円
( GR SPORT除く)
パワートレーン
トヨタ プリウス
FF
1.8L 直列4気筒エンジン+フロントモーター
エンジン [ 98PS / 5200rpm ] [ 14.5kgf-m / 3600rpm ]
フロントモーター [ 72PS ] [ 16.6kgf-m ]
4WD
1.8L 直列4気筒エンジン+フロントモーター+リアモーター
エンジン [ 98PS / 5200rpm ] [ 14.5kgf-m / 3600rpm ]
フロントモーター [ 72PS ] [ 16.6kgf-m ]
リアモーター [ 7.2PS ] [ 5.6kgf-m ]
トヨタ アクア
1.5L 直列4気筒エンジン+フロントモーター
エンジン [ 74PS / 4800rpm ] [ 11.3kgf-m / 3600-4400rpm ]
フロントモーター [ 61PS ] [ 17.2kgf-m ]
燃費
トヨタ プリウス
E
39.0 km/L
S / S “ツーリングセレクション” / A / A”ツーリングセレクション” / Aプレミアム / Aプレミアム “ツーリングセレクション”
FF [ 37.2 km/L ]
4WD [ 34.0 km/L ]
トヨタ アクア
L
38.0 km/L
S / G / G “ソフトレザーセレクション” / Crossover
34.4 km/L
安全装備
安全装備で比較をするとプリウスが圧倒的に安全です。
プリウスはフロント / サイド / カーテンエアバッグが全車標準装備なのに対して、アクアではフロントエアバッグのみ全車標準装備でサイド / カーテンエアバッグは全車オプションとなります。
先進安全装備(自動ブレーキなど)に関してもプリウスは全車標準装備となっていますが、アクアではLとSにオプション、それ以外のグレードに標準装備となります。
アクアとプリウスは両車とも ” Toyota Safety Sense “という名称を使っていますが装備自体は大きく異なります。
まず、プリウスにはミリ波レーダーと単眼カメラを採用していますが、アクアでは赤外線レーザーレーダーと単眼カメラになります。
では具体的にはどの程度の違いがあるのでしょうか?
わかりやすい違いとして、自動ブレーキの対応速度を見てみましょう。
車両に対しての自動ブレーキはプリウスでは “約10km/h ~ 約180km/h”で作動するのに対して、アクアでは “約10km/h ~ 約80km/h”までと大きな差が存在しています。
このように同じ名前を使っていても内容が異なる場合があるためクルマ選びの際には注意したほうが良いです。
このような理由から先進安全装備でもプリウスが安全です。
更に夜の視界で重要なヘッドライトにおいてもアクアはハロゲンヘッドライトが標準装備で “L” 以外のグレードにオプションとなります。
それに対してプリウスではLEDヘッドライトが全車標準装備となっています。
このように安全装備で比較をすればプリウスが圧倒的にオススメです。
しかし、2車種の価格差を考えればまた違った結論が出てきます。
アクアは確かにプリウスと比べれば安全装備は劣りますが、価格差が非常に大きくオプション装備のサイド / カーテンエアバッグを装備すれば差はかなり縮まります。
さらに、アクアと同一価格帯のライバル車種と比較してもアクアが劣っているということもありません。
そういった面を考えれば両車種とも安全面では十分な性能を持っていると言えます。
走行性能
プリウスはアクアに比べると300CCエンジンが大きく、モーターもパワフルです。
アクアではどうしてもパワー不足を感じる面が増えてきます。
しかし、アクアのほうが車体が小さいため取り回しなど運転しやすさの面ではオススメです。
小回りの指標となる最小回転半径もアクアのほうが小さい為、狭い道を走る際や駐車の際には運転がしやすいでしょう。
また、クルーズコントロール機能に関しても差があります。
プリウスでは設定した速度を維持してくれる機能に加えて、前の車との車間距離を保つように速度を自動調整してくれる機能もあるクルーズコントロールが全車標準装備となっています。
それに対するアクアでは”G”グレードにクルーズコントロールが付いているものの、設定した速度を維持してくれるのみで速度を自動調整してくれる機能はありません。
そういった違いもあり、人を乗せる機会が多い人、坂道や高速道路を走行する機会が多い方にはプリウスがオススメです。
そして、狭い道を走る機会が多い方や運転のしやすさを重視する方にはアクアがオススメです。
そして、注意しなければいけないのはアクアにはFF仕様しか存在しないことです。
雪国の場合、4WDモデルがあるプリウスがオススメでしょう。
それぞれのオススメグレード
トヨタ プリウス
この2車種で比較している場合、価格が重要になってくるかと思います。
プリウスの場合、一番安いグレードの “L” でも最低限の装備は付いています。
ただし、”L” は運転席シートの高さ調整機構などが省かれているにもかかわらず、一つ上のグレードとの価格差はあまり大きくありません。
その為オススメグレードは “S”グレードです。
トヨタ アクア
とにかく価格が重要であれば “L”グレードもよい選択肢になると思います。
ただし、注意しなくてはいけないのは “L”グレードには運転席シートの高さ調整機構がないことです。
もし “L”グレードを選ぶのであれば運転する際に視界やドライビングポジションが問題にならないことを確認することをオススメします。
“S”グレードと “G”グレードの違いは主に内装デザインと安全装備、そしてスマートキーシステムになります。
高級感とスマートキーシステムが必要ないのであれば “S”グレードにToyota Safety Senseをオプション装備したものがオススメです。
もしその二つの装備が必要であれば “G”グレードがオススメです。
また、”G”グレードにはクルーズコントロールが付いているため、もし高速道路を走る機会が多い場合にも “G”グレードがオススメです。
ただし、アクアのクルーズコントロール機能が速度維持機能のみになっていることは注意が必要です。
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