MT車を語る上で大切な要素、フィーリング。
今回はその評価の曖昧さについて書いていきたいと思います。
MT車にとって大切なフィーリングという要素
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AT車に比べてペダルが多く、ドライバーが直接操作できる部分が多いのがMT車です。
それゆえにフィーリングといった部分は大切。
クルマの評価基準の一つになりますよね。
ですが、実はMT車のフィーリングは一概に評価できないものなんです。
同じ車種なのに評価が違う
一般的にはシフトフィールはストロークが短くスコスコと入るのが良いとされることが多いですね。
ホンダなどは良いフィーリングであるとされるMT車が多いです。
ただ、良いとされるクルマであっても人によってギア鳴きなどに悩まされていることもあります。(新車でも)
しかもその場合、トランスミッションを修理しようと変わらないことが多いです。
そもそもメーカーがギア鳴きするような設計で市販するはずもないです。
同じ個体でもフィーリングが変わる
これは過去に乗っていたミラジーノで体験したことです。
購入以前からそのクルマを知っていて何度か運転したこともありました。
しかし、私が購入してからMTのフィーリングがゴリゴリとしたものに・・・。
しかもシフトダウンに関してはかなり重たくなってしまったのです。
結局、1年ほど乗って以前のオーナーに売ったのですが、シフトフィールはその後改善しました。
全く同じ個体なのにシフトフィールが全く変わったのです。
MT車のフィーリングは運転次第
MT車のフィーリングに関しては運転次第で変わってしまうのです。
実はクラッチの状態によって大きく変化します。
以前にも書いていますが、クラッチの使い方で全く変わってしまうんです。
試乗車のシフトフィールが良かったのに・・・
試乗車がシフトフィール良かったのに買ったら案外良くなかった・・・。
そんなことはありませんか?
私はアルトワークスがそんな感じでした。
試乗車はかなり軽く入るのに買って乗っていたらなんだかゴリゴリ・・・。
しかもクラッチを焼いたことはないのにクラッチジャダーまで出る始末。
その時の経験から原因を知りたいと考えていろいろ試すようになったんです。
試乗車のシフトフィールが良かった理由
試乗車は基本そのクルマに慣れていない人が乗るのでクラッチの状態自体が初期化されやすいんですが、購入した場合にはドライバーは一人なので癖がつきやすいのです。
主にそのクラッチの癖がシフトフィールに悪影響を与えます。
特に自分のクルマだからこそ丁寧に乗ろうとするのが裏目に出るんです。
MT車のフィーリングはドライバー次第
クラッチフィールにしてもシフトフィールにしてもMT車の場合にはそのクルマをどのように運転したかで変わってしまいます。
勿論、ストロークそのものに関しては評価できますが、ギアの入り・クラッチの繋がり方など細かい部分のフィーリングは変わってしまいます。
同じ試乗車でも一度癖がついてしまえばすぐには戻りませんし、完璧な状態とも限らないのは難しいところですね。
新車であっても当たりが付いていないのでフィーリングが良い状態とは限らないのも難点ですね。
結局、試乗で評価できるのはストロークそのものだけで、フィーリングの部分はそのクルマの癖であると考えるのが良いでしょう。