MT車の坂道発進はどうやるの?コツや注意点はある?

MT車のハードルの一つ、坂道発進。

今回は坂道発進で気を付ける点を書いていきたいと思います。

 

恐怖の坂道発進

MT車に乗っていると坂道発進なんて嫌だなぁって思う瞬間、あると思います。

私自身、慣れてもきつい坂だとなんか嫌だなぁって感じる時もありますし、慣れるまではきつい坂道に差し掛かるとすごく緊張していたのも覚えています。

そんな坂道発進ですが、コツさえつかめれば坂道発進の難易度はグッと下がります。

 

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一番楽な坂道発進方法

そんな難しい坂道発進ですが、一番簡単な方法というのはやはり教習所で教えてもらう方法です。

ちょっとクラッチに負担はかかりますが、後ろに下がる量も最小限で楽な方法です。

また、坂道発進で少しも下がってはいけないときに使えるテクニックでもあります。

 

教習所で教えてもらう方法のおさらい

  1. サイドブレーキをかける
  2. エンジン回転を2000回転ほどまで上げて維持する
  3. クルマの鼻先が少し持ち上がった状態になるまで(=動きそうになるまで)クラッチペダルを戻してくる
  4. サイドブレーキをゆっくり解除する

 

教習所で教えてもらう方法のコツ

一番簡単な方法とはいえ、コツがつかめていないとこの方法でも下がってしまいます。

この方法のコツはアクセルペダルを安定させながらグググっとクルマが動きそうになるまでクラッチペダルを戻すことです。

つまり、ここまで出来てしまえばあとはサイドブレーキを解除するだけで坂道発進ができてしまうんです。

逆に言えば、坂道発進が上手くいかないのはこの部分が上手くできていないんですね。

また、教習所では2000回転程度までエンジン回転を上げてから半クラッチという風に教わったと思いますが、2000回転という部分にこだわりすぎると街中では坂道発進に手間取るでしょう。

2000回転というのはあくまで目安ですから大体1500回転~2200回転くらいの間に収まっていれば問題ありません。

もし軽自動車なら2500回転くらいまでは許容範囲でしょう。

また、サイドブレーキを解除するときには軽く持ち上げてボタンを押さないといけませんよね。

実際に発進する瞬間になってからボタンを押そうとするとタイミングがずれて上手く発進できないことがあります。

ギアを1速に入れたら左手はサイドブレーキにおいておいて、軽く引き上げてボタンを押したまま待機するようにすると良いでしょう。

こうすることで発進できるようになったらそのままサイドブレーキを下ろすだけなので身体に変な力が入らずにサイドブレーキを下ろせます。

また、下がった瞬間サイドブレーキを引っ張りやすいので失敗した時にも安心です。

ただし、この状態でそのまま手を離すとサイドブレーキが解除されて下がってしまうので、もしサイドブレーキから手を離したいのであればボタンから指を離してから手を離すようにしてください。

詳しいコツについてはこちらの記事がオススメです。

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慣れてる人向けのテクニック

勿論、坂道発進は教習所の方法がすべてではありません。

というかあの方法は慣れたらほとんど使いません。

ここでは普段街中で使う方法と使えると便利な方法を紹介します。

 

普段の発進にサイドブレーキを組み合わせる

これは教習所の方法の方法の発展型で、普段通りの発進操作に対してサイドブレーキを合わせてあげる方法です。

教習所の方法と違いサイドブレーキをかけたまま半クラッチ状態で待つのではなく、アクセル操作と同時に半クラッチにして十分なパワーが出た瞬間サイドブレーキを下ろして発進するような方法です。

この方法は正確なタイミングが必要になりますが、教習所の方法で必要な2000回転前後を維持するという作業が減るので素早く発進ができます。

また、半クラッチの時間も短くなるのでクラッチにも優しい方法です。

 

半クラッチを活用した坂道発進

慣れてくると一番良く使う方法です。

坂道発進をする寸前にエンストしない程度に半クラッチ状態を作ってからブレーキを離すことで下がりにくくするテクニックです。

事前に半クラッチ状態を作っているのでブレーキを離しても後ろに下がりにくくなっているんですね。

ブレーキを離したあとはアクセルを踏みつつクラッチペダルから足を離していけば発進ができます。

軽自動車であっても緩い坂道では下がることがなくなりますし、きつめの坂でもほとんど下がらずに発進ができます。

この時、エンジン回転が下がりすぎて酷い振動が起きたり、ノッキングを起こしたりしないように気をつけてください。

 

ヒール&トゥの応用

ヒール&トゥは減速中にシフトダウンをしつつ次のギアにエンジン回転を合わせるテクニックです。

つま先でブレーキペダルを踏みながらかかとでアクセルペダルを踏みエンジン回転を次のギアに合わせることができます。

主にシフトダウンに使われる技術ですが、坂道発進にも応用できます。

つまり、フットブレーキをサイドブレーキの代わりに使うことで坂道発進で下がらないようにするんですね。

ちょっと複雑なテクニックですが、サイドブレーキの効きが悪いクルマでは便利なテクニックです。

 

坂道発進の注意点

坂道発進では通常よりもクラッチ板に負担がかかります。

焦ったりすることも多いのでクラッチを焼いてしまう可能性も高いんです。

坂道発進で注意すべきことは以下の通りです。

 

  • 半クラッチを使いすぎない
  • 渋滞時には発進回数を減らす
  • 止まった時にはブレーキで止まる
  • エンジン回転を上げすぎないようにする

 

半クラッチを使いすぎない

坂道発進はどうしても緊張してしまいますよね。

緊張するからこそ、すぐに発進できるように事前に準備したくなってしまうと思います。

事前にギアを入れたりアクセルペダルを踏んでエンジン回転を上げるのは大丈夫ですが、半クラッチにするのはできるだけギリギリにしましょう。

半クラッチの時間が長くなるとクラッチ板の温度が上がりすぎてしまうからです。

クラッチ板の温度が上がりすぎると摩耗が飛躍的に進むようになり、さらに温度が上がればクラッチ板自体が壊れてしまいます。

 

渋滞時には発進回数を減らす

坂道での渋滞、いやですよね。

日本はAT車が多いですから坂道なんかでも細かく坂道発進を繰り返してゆっくりと進んでいることもあると思います

そんな時にはAT車に合わせるのではなく、少し待ってからまとまった距離を進むようにしてください。

そうすることで坂道発進の回数を減らせるのでクラッチ板に対して優しいです。

半クラッチを使うたびにクラッチ板の温度が上がっていくことは意識しましょう。

 

止まった時にはブレーキを使う

坂道で止まった時に半クラッチ+アクセルを使ってクルマを止めておくのはクラッチトラブルの原因です。

半クラッチを使っているのでクラッチ板の温度が上がってしまうんですね。

止まってからすぐ発進する場合には良い方法なのですが、長い時間止まるときにはブレーキペダルを踏みましょう。

 

坂道発進でアクセルを踏みすぎない

坂道発進の時にアクセルペダルを踏みこみすぎてしまうとクラッチ板がすごく熱を持つので気を付けましょう。

基本的に半クラッチ状態で強いパワーを伝えるのがクラッチ板にとっては一番きついことです。

もし、坂道発進に失敗してしまったら一度落ち着いて最初からやり直すようにしましょう。

 

まとめ

坂道発進は教習所で教わった方法を基本に、半クラッチする時間・回数を少なめにするようにしてください。

慣れてくればサイドブレーキ無しでも発進できますが、慣れるまでは確実な方法を使うほうが良いでしょう。

また、サイドブレーキを使った方法ではサイドブレーキを解除するときのボタンを押したままにすることでサイドブレーキを下ろしやすいです。

坂道発進を繰り返さないといけない状況ではクラッチ板の温度が上がりすぎないように注意することも大切ですね。

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