坂道発進で下がってしまうのはなぜ?対策はある?

坂道発進はマニュアル車で難しいことの一つですよね。

今回は坂道発進で下がってしまう理由についてです。

坂道発進で下がってしまう理由

坂道発進で下がってしまうのはブレーキ(サイドブレーキやフットブレーキ)が解除されたときに十分なパワーがタイヤに伝わっていないことが原因です。

坂道発進では重力によってクルマが後ろに引っ張られますから、タイヤに伝わっているパワーが重力に負けてしまうと下がってしまうんですね。

 

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坂道発進で下がらないためには?

  • 十分なエンジンパワーを作る
  • エンジンパワーをタイヤに伝える
  • ブレーキを解除する前にパワーをタイヤに伝える

 

坂道発進ではタイヤに十分なエンジンパワーが伝わっていることが大切です。

実はMT車の場合にはタイヤへのパワーはクラッチを戻す量で調節しているんです。

クラッチペダルをしっかり踏んでいる時はパワーはゼロですし、クラッチペダルを戻してくればそこからエンジンパワーがどんどん伝わるようになります。

ですから、MT車で坂道発進している時に下がらないためにはエンジンパワーが十分タイヤに伝わるようにクラッチペダルを戻してあげればいいんです。

ただし、そこで問題になるのがエンジンパワーの方です。

エンジンパワーはアクセルペダルの踏み込み量に合わせて上がっていきますが、エンジンパワーがタイヤ側の抵抗に負けてしまうとエンスト(エンジンストール)が起こります。

パワーが足りないのでエンジン回転が止まってしまうんです。

そこで思い出してほしいのがエンジンパワーはアクセルペダルの踏み込み量によるということです。

つまり、エンジン回転が止まらないようにアクセルペダルを多めに踏み込んであげれば良いんです。

坂道発進でエンジン回転数を2000回転まで上げて発進するというのはアクセルペダルの踏み込み量を多めにするためなんですね。

また、ブレーキを解除してからパワーをタイヤに伝えてしまうと、ブレーキを解除した瞬間に重力でクルマが下がってしまいます。

必ず、パワーをタイヤに伝え始めてからブレーキを解除するのが大切なんですね。

 

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坂道発進で下がらないコツ

サイドブレーキを使う時

サイドブレーキを使って坂道発進をする時には、サイドブレーキをかけたまま発進するのに十分なパワーをタイヤに伝えるのが大切です。

慣れるとサイドブレーキを解除する瞬間に半クラッチ状態にすることでクラッチ板の摩耗を最小限にすることもできますが、タイミングを失敗すれば下がってしまってクラッチへの負担は増えることになります。

事前に半クラッチにしておく方法でも半クラッチにした後すぐに発進すればクラッチの摩耗も最小限なので無理する必要もないと思います。

サイドブレーキを使って坂道発進する時にはアクセルペダルを発進に必要な分だけ踏み込んで、半クラッチにしてからサイドブレーキを解除しましょう。

サイドブレーキを使った方法に関してはこちらの記事もオススメです。

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フットブレーキを使う時

半クラッチで下がりにくくして発進する方法

MT車に慣れているドライバーは多少の坂はサイドブレーキを使わなくても下がらずに発進することができます。

実はサイドブレーキを使わずに坂道発進するテクニックとしてとして半クラッチを活用する方法があるんです。

MT車は半クラッチをしていればエンジンのパワーが伝わっている状態になります。

ですから、フットブレーキを踏んだ状態で半クラッチにすれば坂道でも下がりにくくなるんです。

もしエンジンの大きいクルマだったり、軽油で走るディーゼルエンジンだったりした時にはそれなりにきつい坂でも全く下がらずに坂道発進できるでしょう。

逆にエンジンが小さいクルマでは効果が薄く、きつい坂では下がってしまうことが多くなります。

また、アクセルペダルを踏まずに半クラッチをすることになることからエンジン回転数が落ちやすく、ノッキングや振動が大きくなりクラッチ板やエンジンに対して悪影響があることも。

エンジンに無理させない範囲で使うようにしてください。

最近のクルマでは半クラッチ状態にすると自動的にエンジン回転数を上げてくれる機能のついたクルマもあるので、そういったクルマではもっと自然な発進ができます。

 

ヒール&トウを使う方法

ヒール&トウはつま先でブレーキを踏んで、かかとでアクセルペダルを踏むテクニックです。

これはMT車でブレーキをかけてシフトダウンする際に、アクセルペダルをかかとで踏んでエンジン回転数を上げるテクニックです。

これを応用して、坂道発進でフットブレーキを踏んだままアクセルペダルを踏み半クラッチをすることができます。

手順としてはサイドブレーキを使った方法と同じで、サイドブレーキの代わりにフットブレーキを踏んだままアクセルペダルでエンジン回転数を上げたあと半クラッチをしてからブレーキペダルを離します。

ヒール&トウについてはこちらの記事に詳細があります。

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坂道発進ではエンジンパワーを意識しよう

坂道発進で下がるかどうかはどれくらいのエンジンパワーがタイヤに伝わっているのかが大切です。

マニュアル車の場合にはクラッチを戻す量によってタイヤに伝わるパワーを制御できます。

坂道発進の際にはクラッチの戻し量に注意しましょう。

また、タイヤに十分なパワーが伝わった時にエンジン回転数が低すぎる時にはアクセルペダルの踏み込み量が足りません。

そんな時にはアクセルペダルを少しだけ踏み足してあげましょう。

ただし、踏み込みすぎるとクラッチ板を壊したり急発進してしまいますから、ほんの少しだけアクセルペダルの踏み込み量を増やすのがカギです。

半クラッチ中にはアクセルペダルの踏み込み量をできるだけ一定に保つように注意することも大切です。

坂道発進についてはこちらの記事もオススメです。

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