MT車でシフトダウンするときのコツ。ガクンとしてしまうのはなぜ?

今回はマニュアル車でスムーズにシフトダウンするコツについてです。

 

シフトダウンでガクンとなる理由

シフトダウンでガクガクしてしまうのはエンジン回転数のズレが原因です。

シフトダウンをすると次のギアに合わせてエンジン回転数が高くなりますが、ギアを入れてクラッチを繋ぐ直前とクラッチを繋いだ時のエンジン回転数の差がガクンとしたショックの原因になっているんですね。

ですから、ガクンとしたショックを減らすためにはエンジン回転数をゆっくり合わせるために半クラッチを長くするか、アクセルペダルを軽く踏んでエンジン回転数を合わせてから(もしくは回転数を合わせながら)クラッチを繋ぐと良いでしょう。

 

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シフトダウンのコツ

  • エンジン回転数を合わせる
  • クラッチを繋ぐときに半クラッチ状態を作る
  • 半クラッチをしながらアクセルペダルを踏む

 

エンジン回転数を合わせる

MT車のギアは固定なのでシフトダウンするときにもギアごとに一定の比率でエンジン回転数が変化します。

このエンジン回転数の変化を覚える必要があります。

この時の変化量はシフトアップの時と同じなので、例えば2速ギアから3速ギアにシフトアップした時に3000回転から2000回転にエンジン回転数が変化するのであれば。3速2000回転から2速ギアへのシフトダウンでも3000回転へと変化します。

この時、アクセルペダルを使ってエンジン回転数を3000回転に持ち上げるようにするとショックがなくなります。

ぴったりではなくても0~+500回転程度の範囲に収まっていればほとんどショックは出ません。

逆にエンジン回転数が低すぎる状態というのはショックが出やすい状況になります。

エンジンブレーキが抵抗になってしまうからです。

エンジン回転数が高い状態であればエンジンブレーキが補助になってショックが減るのでエンジン回転数が低すぎるよりは高すぎるほうがガクンとしにくいんですね。

とはいえ、500回転以上になるとまたショックが出てしまうことになるので注意しましょう。

 

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クラッチを繋ぐときに半クラッチ状態を作る

シフトダウンを終えてクラッチペダルを戻してくる時に一瞬だけ半クラッチ状態を作るとショックが出にくくなります。

この半クラッチも長すぎるとエンジン回転数が下がってしまう原因になってしまったり、クラッチ板の摩耗につながるので注意しましょう。

ちなみにエンジン回転数をうまく合わせることができないときには半クラッチをしながら軽くアクセルペダルを踏むことでショックを減らすことができます。

上り坂などで急いでシフトダウンをしないといけない時には便利なテクニックです。

この時、アクセルペダルを踏みすぎると半クラッチ状態が長くなってしまうので注意してください。

また、半クラッチ状態に気づかずに走り続けてしまうこともあるのでギアチェンジが終わったらクラッチペダルから足を離す癖を付けておくと良いでしょう。

 

慣れればショックのないシフトダウンも可能

MT車はAT車に比べるとショックが大きいと感じるかもしれません。

しかし、ギアチェンジに慣れてしまえばほとんどショックを出さずに運転することができます。

慣れるまではちょっと難しいと感じるかもしれませんが、練習していけばできるようになるでしょう。

 

エンジン回転数が落ちやすいクルマは要注意

軽自動車などの場合、エンジン回転数がとても落ちやすい傾向があります。

そうしたクルマではシフトダウンした瞬間にアクセルペダルでエンジン回転数を合わせても、クラッチペダルを戻している間にエンジン回転数が下がってしまうことがあります。

そうするとせっかく合わせたはずのエンジン回転数が下がってしまってショックがでてしまいます。

アクセル操作のタイミングを工夫したり、エンジン回転数を少し高めにするのも一つの手です。

 

ダブルクラッチを使うなら

シフトダウンでダブルクラッチを使った時、エンジン回転数をぴったり合わせるとクラッチを繋いだ瞬間にはエンジン回転数が落ちすぎていることが多々あります。

ダブルクラッチはエンジン回転数を合わせた後にクラッチペダルを踏み込んで次のギアに入れるという操作が発生するのでエンジン回転数が落ちすぎてしまうんですね。

それを防ぐためにはクラッチを繋ぐ直前にもう一度アクセルペダルを踏んでエンジン回転数を合わせるか、半クラッチを使って合わせるか、アクセル操作のタイミングを工夫してなんとかするしかありません。

上手く行けば何せずにショックなくできることもあります。

私自身、何が正解なのかはわかりませんが大抵の場合、もう一度アクセルペダルを踏んでエンジン回転数を合わせています。

何事も工夫が大切です。

 

 

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