コペンの2速ギアの入りにくさ

以前とりあげた2代目コペンの2速ギアの入りにくさですが、ちょっと仮説を立てたのでそれについて。

 

 

6月12日追記

いろいろ調べてみて試したところ、この仮説は間違っていることがわかりました。

新しい仮説はこちらです。

続コペンの2速ギアのゴリゴリ

まだ検証段階ですので、結果が分かり次第このブログで報告します。

 

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コペンの2速ギア問題

私のコペンは2速ギアが良くゴリゴリします。

かなりゆーっくりシフトするとならないのですが、ちょっとでも気を抜くとガリガリゴリゴリと。

以前はちょっと推測でクラッチについて仮説を立てたのですが、これの対策としてはイマイチ効果がなかったので新たな仮説です。

 

2速ギアがゴリゴリする理由の仮説

2代目コペンのMTが継続してキー式シンクロメッシュを使っている場合の仮説です。

多分キー式シンクロメッシュを使っているとは思うのですが・・・。

 

シンクロは弱くない

ゴリゴリするときの条件として、回転数に関係なくシフトのやり方によるものであるというのがあります。

つまり、シフトチェンジのタイミングが低回転でも、高回転でもゴリゴリした時のフィーリングはほぼ一定です。

もしシンクロが弱ければ高回転になるごとにゴリゴリしたフィーリングが強くなるはずなのです。

確かに、素早くシフト操作をするとゴリゴリとしたフィーリングがありますし、ゆっくりシフト操作をすれば変なフィーリングはなくギアは入ります。

しかし、素早くシフトをしてもゴリゴリとしたフィーリング自体はそれほど変化せず、シフトの入り方はギア同士の回転差が少ないときのように抵抗が少ないのです。

さらに、トランスミッションオイルが冷えている(=潤滑性能が高い)時にはゴリゴリとしたフィーリングは全くありません。

もしシンクロが弱いのであれば冷えている時には症状がひどくなるはずです。

むしろ、冷えている時はシフト操作に重さが必要なので、暖まった時にゴリゴリしてしまう理由はシンクロの強さ以外にあるといえます。

 

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シンクロが強すぎる?

となるとゴリゴリするのはなぜでしょう?

症状として、シフトアップの時にはゴリゴリするものの、シフトダウンではゴリゴリしないといったものがあります。

シンクロにとって過酷なはずのシフトダウンで問題がなく、シンクロの仕事が減るシフトアップで問題があるというのがキーワードです。

シフトダウンの場合、オイルによる抵抗に逆らってシンクロによってギアの回転を上げていかなければいけません。

逆にシフトアップの場合にはオイルによる抵抗でブレーキがかかる中でシンクロによってさらにブレーキをかけていきます。

つまり、シンクロの仕事が簡単なときのほうが調子が悪いんですね。

 

2速シンクロの強さは適切

2速へのシフトダウン時のフィーリングを考えるとシンクロが強すぎるということはない気がします。

条件によってはある程度の力は必要になるからです。

 

シフトアップ時のシンクロの動き

シフトアップ時やシフトダウン時には別にギアに入った状態から次のギアへシフト操作を行います。

その時、シンクロがどのタイミングから仕事しているのかが鍵です。

こちらの動画を見ると度のタイミングからシンクロが仕事をしているのか推測することができます。

この動画を見るとギアチェンジをする瞬間から次のギアのシンクロが動いています。

オイルがないので初期からシンクロが働いているというのもあるのでしょうが、前のギアが抜けた瞬間からシンクロが働いて回転数が変わっているんですね。

つまり、シフトアップ時にはニュートラルに入る前からシンクロは仕事しているのではないかと。

ということはコペンの場合には1速ギアでシフトノブが動き始めた瞬間から2速ギアのシンクロが多少なりとも働いていると予測できます。

 

シンクロが働きすぎている

私のシフト時の癖として、ギアを抜く時にゆっくり動かす癖がありました。

つまり、ニュートラルに入る前に時間をかけてしまっていたんですね。

前の項目の動画を見るに、ギアチェンジを始めた瞬間から2速ギアのシンクロが仕事していますから、2速ギアの入り口に到達する前にシンクロが働きすぎているのかもしれません。

そして、実際に2速ギアに到達した時にはすでにシンクロが十分に働いていて、2速ギアに入れるころにはむしろシンクロが仕事をしすぎて回転があわなくなってしまうのではないかと推測しています。

 

対策は?

仮説の通りだとすれば、シフトチェンジの際に1速ギアからNに動かす時間が長すぎるのが原因でしょう。

シンクロは仕事していない時にはオイルが表面を覆っています。

シフト操作をすると圧力によって表面のオイルを押し出してからシンクロが摩擦力でギアの回転差を合わせていきます。

1速からNまでの時間が長すぎるとシンクロを覆っている表面のオイルを取り払うのに十分な時間があることから、2速ギアの入り口にたどり着く前にすでにシンクロが十分な仕事をしていてむしろ回転が合わなくなってしまうのではないか、と推測しています。

ですから、1速からNへ動かすときの時間を短くして、2速ギアのシンクロがオイルを押し出して実際に仕事をする前に2速ギア側に動かしてしまおうということです。

そして、2速ギアの入り口に当ててシンクロが仕事を終えたと同時に2速ギアに入るようにしてあげるのです。

 

まとめ

今回はあくまで推測でしかありませんから、今後自分のクルマで検証していく予定です。

短距離ですがコペンで移動した時に試したところ、いつもよりもギアは入りやすく感じたので効果はあるかもしれません。

また、そうした操作の癖を変えることで細かい部分で摩耗状態が変化することも考えられることからしばらく試してみたいと思います。

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