
何度かここで報告しているコペンのシフトトラブルですが、劇的に変わったので報告です。
コペンの2速ギアはかなり改善
コペンで新車から5000キロほど乗っていますが、いまだに2速にシフトアップするときにゴリゴリしていました。
それはもう結構明確に。
高回転になっても収まらず、シフトスピードをかなり落とさないとゴリゴリとギアの歯が当たっている感触があったんですね。
ところが、この前紹介したエンジンかけたまま停止状態でクラッチを切ったままシフト操作を繰り返す方法をしたところ劇的に改善しました。
いやびっくりするくらい良くなっているんです。
いまだにゴリゴリするときはありますが、停止状態でシフト操作を繰り返すたびにギアの入りが良くなります。
そして、1速・2速ギアの入りが良くなると3速から上のギアのフィーリングも気になってきました。
2速と1速を重点的に馴染ませたので、3速以上のギアとはびっくりするくらいシフトフィールが違うんです。
正直ここまで変わるとは思いませんでした。
シフト操作時にギア入口で”引っかかる”のは間違い?
フィーリングが良くなってわかるのは、ギアを変える時にギアの入口でカツンと引っかかるのは間違いということです。
表現が難しいのですが、ギア入口のところで硬い壁に当たったように引っかかるのは変な癖がついている証拠みたいです。
正常な状態でもギア同士の回転が合ってないときはギアの入り口のところで引っかかるのですが、その時のフィーリングはもっと柔らかいものに当たっているような感触です。
以前は鋭利なものに引っかけたようなフィーリングだったのでかなり印象が変わります。
一度癖がつくとなかなか治らない
慣らし操作をしなくても走っていれば直ると思うかもしれませんが、そううまく行かないんですよね。
実はシフトフィールが悪くなるという現象はアルトワークスでも発生していて、シフト操作も工夫してたんですが直らなかったんですね。
それでクラッチが原因なんじゃないかといろいろ疑っていたんですが、結局わからず。
クラッチジャダーが出ている時にはクラッチの状態もギアの入り方に影響するのは分かっているんですが、クラッチが正常の時にどうしたらギアの入りが良くなるのかわからなかったんです。
そんな風に、一度癖がつくとなかなか治らないんです。
大切なのは負荷をかけないシフト操作で慣らすこと
負荷がかかっている時はどうしてもシンクロの癖に沿ったシフト操作になってしまいます。
基本的にシフトノブには伝わってこないレベルの癖ですから、走行中などしっかり負荷がかかるシフト操作では癖を直すのは難しいのかもしれません。
だからこそ、停止時にクラッチを切ったままシフト操作を繰り返すと劇的に改善するのではないか、と推測しています。
ホットバージョンで紹介されていた慣らし方法は”走行前に停止状態でシフト操作を100回繰り返す”というものでしたので、エンジンが冷えている段階で行うのが良いでしょう。
ギアの入りが悪いクルマではやる価値あり
慣らしだけではなく、シフト操作が渋かったりフィーリングが悪い場合にはこの操作をやる価値はあると思います。
シンクロの傷み方なんかも関係してくるものですからこれをやれば絶対に直るとは言えません。
しかし、入りにくさを感じているなら試す価値はあるのではないでしょうか。
ちなみに車種によっては新車でもギア鳴きする場合なんかもありますし、私のコペンもギア鳴き一歩手前くらいなシフトフィールでしたからギア鳴きしているからと言ってシンクロがダメなのだと決めつけないで試してみてはいかがでしょうか?